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2014年6月16日 (月)

『星空ロック』

(作:那須田淳  刊:あすなろ書房(2013))
 
 先行してドイツに行っている両親と合流するため、一人で日本からベルリンまで行くことになる中学二年生のレオ。レオには、ベルリンで果たしたい約束があった。音楽の師であり仲間である通称ケチルの思い人に古いレコードを届けること。その人がいるはずの工房を探すなかで、レオはさまざまなことに出会う。人、過去、歴史。そしてレオは、一歩踏み出す。その一歩は小さな一歩だけれど、確実に未来に続く一歩だ。
 過去を忘れようとする日本、過去と向き合い、忘れまいとするドイツ。その違いが、国際社会での現在の立ち位置の違いになってきているのだろう。在ドイツの作者でなければ書けない物語だと思う。(2014.1.14)
★2014年度課題図書(中学校)
 

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