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2013年11月27日 (水)

『くつかくしたの、だあれ?』

(作:山本悦子  絵:大島妙子  刊:童心社(2013))
 
 引っ込み思案のユキと元気なかなちゃんは、保育園のころからのなかよし。二年生になってやっと同じクラスになれたのに、かなちゃんは活発なともだちと遊んでばかり。いっしょにいて欲しいユキは、かなちゃんがドッジボールに行けないように、くつを隠してしまいます。ところが、かなちゃんのくつは、隠したところからなくなってしまいます。かなちゃんのくつは、どこにいってしまったのでしょう。
 ああ。こういうことって、あるよねえ。新しい生活にすっと溶け込めてしまう子と、一歩が踏み出せない子と。開いてしまう距離を自分でうめられるくらいなら、ぜんぜんつらくないんだけれど。
 くつを探す二人が出会った、ずっと学校や子どもたちを見てきたというしょうのさん。なぜ、「しょうのさん」なのかは、子どもにはきっとわからないだろうけど、木に詳しい子なら、わかるかな。
 高校時代、同じ市内にある男子校の校門のところにクスノキが植えられていて、ある先生曰く、「悪い虫がつかないよう、守っているんだ」とのこと。ちなみに、女子校の我が校の前には桜並木。いえ、学校が植えたわけではないんですけど。クスノキと聞くと、そのことを思い出します。
 しょうのさんのお話を、もっと聞きたいです。そして、ユキとかなちゃんがどんなふうに育っていくのかも、見守りたいと思いました。(2013.11.26)
 

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コメント

「くつかくしたの、だあれ?」を読んでくださってありがとうございました。
ももたろうの合評会のときとは、ちょっと変わっています。(あ? あの合評会のときは、けいさん、みえなかったですか?)
「しょうのさんて変わった名前だね」と先日読み聞かせに行った小学校で、1年生の子が言ってました。ふふふ。いつか、「ああそうか」とわかる日が来るといいな。

投稿: 山本悦子 | 2013年11月29日 (金) 08時51分

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