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2011年2月28日 (月)

『皇帝にもらった花のたね』

(作/絵:デミ  訳:竹本佳奈絵  刊:徳間書店(2009))

 古代中国を思わせる国が舞台です。花の好きな皇帝が、およつぎを選ぶことになり、国中のこどもたちに花の種を与えます。一年後、種を育てたこどもたちの中から、およつぎを選ぶというのです。花育てが得意なピンも、一生懸命種の世話をします。ところが、どれほど世話をしても芽が出ないのです。一年後、きれいに花を咲かせたこどもたちは、鉢を持って皇帝の元へ向かいます。芽を出させることさえできなかったピンは、とても宮殿には行けないと思いますが、ピンのおとうさんは……
 皇帝は、ピンを讃えますが、讃えられるべきは、ピンのおとうさんだと思いました。そのおとうさんに育てられたピンだから、きっとよい皇帝になることでしょう。


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2011年2月27日 (日)

☆『おひさまとおつきさまのけんか』

(作:せなけいこ  刊:ポプラ社(2003))

 「ごめん」が言えなかったばっかりに、おひさまとおつきさまのけんかはエスカレートし、ついには…… 救いのないお話です。でも、作者は言いたかったのです、小さな子どもたちに。正義の戦争なんてない。戦争は小さな者たちを苦しめる。戦争を始めること許してはいけないと。


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2011年2月26日 (土)

『へっこきよめどん』

(文:富安陽子  絵:長谷川義史  刊:小学館(2009))

 きだてのいいおよめさんが来たけれど、実はそのおよめさんのおならがとんでもない大きさで……という民話が、富安陽子さんの文で語られます。
 私が知っていた民話は、あまりのおならの大きさに、およめさんは実家に返されることになったけれど、その返される途中でおならのおかげで大活躍し、実家に返されることはなくなる、という話でしたが、こちらは別バージョン。おならでお姑さんを吹き飛ばしてしまい、およめさん自身がここにはいられないと言うけれど、飛ばされたついでにごちそうを手に入れたお姑さんや、話を聞いたほかの家族に引き留められるという、より、心温まるお話です。
 文章と絵もお話によくあっていて、ほのぼのと楽しい物語になっています。


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2011年2月25日 (金)

『とっておきの詩』

(作:村上しいこ  絵:市居みか  刊:PHP研究所(2009))

 二年生のつよしは、冬休みの詩の宿題に四苦八苦。いいのができたと思っても、かあちゃんに文句を言われたり。今日で冬休み終わりなのに、どないしょう。
 いい詩って、どんな詩? 思った通り書けばいいって言われても、思った通り書けば、かあちゃんに怒られるし。つよしの一生懸命さと、取り巻く家族や友達のつっこみ(?)が、きっついようで温かい、ほんわかした世界を作り上げています。心がゆるむお話です。


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2011年2月24日 (木)

☆『おばけやしきへようこそ!』

(作:キッキ・ストリード  画:エヴァ・エリクソン  訳:オスターグレン晴子  刊:偕成社(1996))

 森の中で、女の子が迷子になってしまいます。幸いお屋敷を見つけるけれど、そこに住んでいるのは、おばけや魔女たち。いつもはだれも屋敷にこないので、とっても退屈していました。そこへ女の子が迷い込んできたのですから、人間を怖がらせるチャンスと、みんな張り切りますが……
 ちっとも驚かないし、おそろしく礼儀正しい女の子なので、どんな正体が待っているのかと、わくわくしながらページをめくりました。おち(?)が、ちょっと物足りないというか、好みとは違う方向に一ひねりされたみたいで、悪くはないのだけれど、残念でした。(2003.9.17)

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2011年2月23日 (水)

☆『オバケやかたのひみつ』

(作:大島妙子  刊:偕成社(2001))

 オバケが大好きなマイケルくん。パパの部屋で、すてきなものを見つけたよ。おうちのもけいなんだけど、蜘蛛の巣だらけで、オバケやかたみたい。もっと、すてきなことに、その家、本当にオバケがいるんだ!
 「まんげつのよるになにかがおこるよ」というサブタイトルの通り、マイケルは、満月の夜、その家でオバケと過ごすことになるのでした。パパの部屋から勝手に持ってきたのが見つかって、パパに怒られるかと思ったけど、パパは次の満月の晩、マイケルといっしょにオバケたちが現れるのを待つのでした。
 しあわせな男の子の物語です。(2003.7.23)


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2011年2月22日 (火)

☆『おばけのボロジャグチ』(SIMPLE SPIGOTT)

(作:メアリー・シューラ  訳:生田信夫  画:中村景児  刊:学習研究社(1980))


 ジェラルディン、トム、チモシーの三姉弟が見つけたシーツをかぶっただれかさんの正体は、なんとおばけ。いたずらすることが、おばけの仕事。そして、いたずらされた人が叫んだ言葉が、名前になるのです。ボロジャグチというのも、そうしてついた名前なのです。ボロジャグチは姉弟の中でも、末っ子のチモシーと仲良くなります。やがて、交換教授に選ばれたパパといっしょにアメリカから渡ったスコットランドで、チモシーは事件に巻き込まれます……
 もう三十年も前に、学研の読み物特集号で読んで、大好きだったお話です。ちゃんと出ていたんですね。こういうお話でむずかしいと思うのは、不思議な存在との生活は、永遠ではないということ。おおかたの場合、別れが来ます。そしてその別れは、子ども時代との別れであることも。こどもがボロを大事にしていたら、よく注意して。おとなの目にはゴミに見えても、そこになにかが宿っているのかもしれません。だからといって、なにもかもとっておくわけにはいきませんが……(2004.11.10)

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2011年2月21日 (月)

☆『おばけのひっこし』

(文:さがらあつこ  絵:沼野正子  刊:福音館書店(1989))

 むかしむかし。京のみやこのはずれに住む男が、子供が増えて家が手狭になったので、みやこの空き家に引っ越すことにします。ところが、そこはおばけが住んでいるといううわさ。男は、とにかく一晩泊まってみることにします。困ったのは、そこに住んでいたおばけたち。なんとか男を追い出そうとしますが……
 タイトルと表紙の絵で結末は見えてしまっているので、そこが残念な気もするのですが、だからこそこわいのがきらいなむすめでさえ読んだので、これでいいのかもしれません。読み始めにはこの男には興味を持てなかったのですが、なかなかどうして、味のある人物でした。(2003.2.12)


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2011年2月20日 (日)

『人魚の島で』

(作:シンシア・ライラント  絵:ささめやゆき  訳:竹下文子  刊:偕成社(1999))

 両親を失い、小さな島で祖父と暮らすことになったダニエルは、ある日人魚と出会う。ダニエルは、人魚から古い鍵をもらうが、その鍵には、不思議な力があった。鍵の力は、やがてダニエルに新しい出会いをもたらしてくれる。成長したダニエルは、自分の幸せがどこにあるのかを知る。
 孤独とつながり。ダニエルが学んだ多くのこと。人魚の謎はすべて解けたわけではないけれど、ダニエルに愛と安らぎをもたらしてくれました。人魚だけが知る理由によって。静かな、優しい物語です。


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2011年2月19日 (土)

『SOS! 七化山のオバケたち』

(作:富安陽子  絵:小松良佳  刊:ポプラ社(2010))

 『内科・オバケ科 鬼灯医院』シリーズ6冊目です。
  なぜか、世界でただ一人のオバケ科の医者、鬼灯先生の助手にされてしまっている恭平。鬼灯先生の今回の呼び出しは、七化山のオバケたちが石になってしまったという事件。また、危ない目にあわされると思いながら、渋々出掛けた恭平。さて、鬼灯先生と恭平は、事件を解決できるのか?
 ゆるさの中に時折鋭さがあって、ファン心をくすぐります。鬼灯先生と恭平の関係って、どこかホームズとワトソンのようです。


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2011年2月18日 (金)

『オバケに夢を食べられる!?』

(作:富安陽子  絵:小松良佳  刊:ポプラ社(2010))

 『内科・オバケ科 鬼灯医院』シリーズ5冊目です。
 オバケ科の医者鬼灯先生と助手を務めさせられている恭平は、町中の人が悪夢にうなされる原因を探しに、きのうの夜の世界へ出かけていく。犯人の正体はバク? だけど、バクって、悪夢を食べてくれるんじゃなかったっけ?
 オバケ専門のお医者さんの鬼灯先生、どうやら本人はオバケではないらしいけれど、どんなオバケよりオバケじみてるかも。オバケ界のどこでもドア登場といった感じの巻です。本題はそこではないけど。


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2011年2月17日 (木)

『おれはねこだぜ』

(作/絵:佐野洋子  刊:講談社(1993))
 
 さばが大好きなねこが林の中を歩いていると、なんとさばの大群が! いくら大好きだからって、追いかけられるのは好きじゃない。必死で林の外に逃げ、映画館に駆け込むと、なんと周りはさばだらけ。またもやねこは逃げ出したけど……
 なんでそこにさばの大群がいるのかは、なんの説明もなしです。ねこも学習した形跡はないし。しょうがないよねぇ、ねこなんだから。


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2011年2月16日 (水)

『リタとナントカのにちようび』

(文:ジャン=フィリップ・アルー=ヴィニョ  絵:オリヴィエ・タレック  訳:こだましおり  刊:岩崎書店(2009))

 『リタとナントカ』シリーズ第3弾です。
 今日は日曜。だけど、雨降り。外では遊べません。リタとナントカ、おうちのなかで、なにして遊ぶ?
 自分のしたいごっこ遊びを押しつけようとするリタと、のらくらしていたいナントカ。どうすれば、二人とも楽しく遊べるの? ナントカがしてやったりなのかと思ったら、今日の勝負(?)は結局リタの勝ち? なんだかんだ言って、お似合いの二人です。


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2011年2月15日 (火)

『ちいさなあなたへ』

(文:アリスン・マギー  絵:ピーター・レイノルズ  訳:なかがわちひろ  刊:主婦の友社(2008))

 おかあさんが、ちいさなむすめに語りかけます。いつか迎える日のことを。いつも、あなたを愛している。いつもあなたを信じている。あなたの未来を。あなたが乗り越えられることを。
 「私を思い出して」と言うだけなら、それは私のわがままかもしれない。だけど、私があなたを愛していたこと、あなたが愛されていることを思い出すことは、あなたの支えになるはず。私はいつでも、いつまでも、あなたを支え続けることはできないけれど、私の思いはあなたを支え続けるだろう。
 結局それだけが、親が子どもにしてあげられることなのかもしれない。生きていく力を与えること。それが、すべてなのかもしれない。


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2011年2月14日 (月)

『リタとナントカ うみへいく』

(文:ジャン=フィリップ・アルー=ヴィニョ  絵:オリヴィエ・タレック  訳:こだましおり  刊:岩崎書店(2009))

 『リタとナントカ』シリーズ第二弾です。
 ごっこ遊びがと命令するのが大好きな女の子リタ(本の背表紙にそう書いてあります)と食べるのと寝るのとズルっこが大好きな犬のナントカ(これも書いてあります)は、海に出かけます。女の子の遊びがしたいリタと犬の遊びがしたいナントカ。楽しく遊べるかな。
 リタって、ほんとうにいそうなのに、絵本の世界にはいなかった(というか、日本では大きく紹介されることのなかった)タイプの女の子のような気がします。元気な女の子ならいるし、わがままで罰を受けることになる女の子はいても、きっぱりとわがままを通してしまうなんて。もちろん、ナントカという相手がいればこそ、なのですが。小さい子なら、リタとナントカごっこがしたいでしょうね。


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2011年2月13日 (日)

☆『おばけのジョージー』

(作/絵:ロバート・ブライト  訳:  刊:福音館書店(1978))

 ちいさなおばけのジョージーは、ホイッティカーさんのちいさな家で、幸せに暮らしていました。でも、ホイッティカーさんが家の修理をしてしまったため、ジョージーの仕事がなくなってしまいました。しかたなく、別なおばけがすむのにいい家を探しましたが、もうおばけがいるか、おばけにもこわいような家しかありません。ジョージーはどうなるのでしょう。
 ジョージーがどうなってしまうのか、心底心配しながら読み進んだのですが、この結末! こころが暖まる一冊です。私の感想より、是非この本を読んで下さいな。でも、絶版だそうです。こんなにいい本なのに。図書館で探してみて下さいね。(2001.5.17)


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2011年2月12日 (土)

お庭ネタ

最後の一葉。

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『小さな生きものたちの不思議なくらし』

(著:甲斐信枝  刊:福音館書店(2009))

 幼児向け科学絵本で知られる著者の、虫や草に寄せる思いを集めた本です。多くは、作品に添えられた作者からのコメント(『かがくのとも』や『こどものとも』などの作者のことば)です。
 小さな生きものたちが生きている、生きていく様子の不思議や、そういった生きものたちに寄せる、著者の愛情が強く感じられます。また、観察することのおもしろさ、大切さも伝わってきます。


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2011年2月11日 (金)

☆『おばけのかんづめ』

(作:なかやみわ  刊:ブロンズ新社(2004))

 こわがりで、「くよくよ」なんて呼ばれている男の子が、かんづめを拾います。「おばけのかんづめ」だって? 気になって開けてみると…… 
 こわがりな子が、こんなにかんたんに「おばけのかんづめ」なんて書いてあるかんづめを開けるかな、という気はしますが、心温まる物語にはなっています。(2004.10.7)


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2011年2月10日 (木)

『すみれちゃんは一年生』

(作:石井睦美  絵:黒井健  刊:偕成社(2007))

 『わたしはすみれ』シリーズ第二弾です。
 一年生になったすみれちゃんは、すみれ色のランドセルで学校に通います。妹のかりんちゃんは歩けるようになって、かたことおしゃべりはかわいいけれど、お世話をしなればならないすみれちゃんは、もう、大変。
 一年生になって、大きいおねえさんになったのよ、と、思ったり、六年生を見て、まだ小さいおねえさんなんだと思ったり、おねえさんだけど、まだ、小さいのよ、と思ったり。
 「おねえさん」でいることのたいへんさを実感するすみれちゃん。クラスで一番の早生まれだけあって、一年生にしては随分いろいろ考えているようです。
 妹持ちの女の子や元女の子なら、特に共感を覚えることでしょう。

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2011年2月 9日 (水)

『滝まくらの君』

(作:牧野礼  絵:照世  刊:岩崎書店(2008))

 帝の一宮として生まれながら、母の身分が低く、風や雨に親しく、姫君とは思えぬふるまいのために、疎まれる皇女遥。母は違えど、愛する妹三の宮の病を治す方法を見つけるため、宮を抜け出した。偶然出会った少年朝露と旅するうちに、遥がたどり着いた真相は。そして、朝露は滝まくらの君を救い出すことができるのだろうか。
 想像しやすい流れのなかに、時々予想外の出来事が起こり、「おっ」と思うことも。
 一番意外だったのは、遥を守る灯火の正体かな。続きになるかどうかはともかく、作者はこの世界にまた新たな物語を持っているのではないと思う。

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2011年2月 8日 (火)

アフィリエイト

手っ取り早く本の表紙がブログに載せられるということで、Amazonのアフィリエイトを始めてみました。
自分自身、ほとんど本は買っていないので、いっそ図書館のページにリンクしたいくらいなのですが、それでは意味がないだろうし。
ちなみに、在住の市の図書館のホームページはシンプルで字だけなのですが、当市在住でも利用できる隣の市の図書館のページでは、表紙も見られて楽しいです。
というわけで、おいおいリンクを増やしていきますので、参考にどうぞ。

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お庭ネタ

インターポットのお庭に、鳥が2羽来ました(^^)

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☆『おばけのウー』(Woo!)

(作:アナ・マルティン・ララニャガ  訳:森山京  刊:小学館(2000))

 おとなにいろいろ言われて、もううんざり。おばけのウーは、家出することにしました。みちみちだれかをおどかそうとするけれど、だれもおどろいてはくれません。しかも、シーツにまちがえられちゃって……
 家出したはずが、外の世界はきびしくて(?)、家に帰りたくなってしまうウー。「やっぱり、うちがいちばんいいや」というのは、一度外に出てみないとわからないことなのかもしれません。無事に帰ってこられてよかったね、ウー。(2002.10.16読了)

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2011年2月 7日 (月)

『でんしゃがくるよ!』

(作:シャーロット・ヴォーク  訳:竹下文子  刊:偕成社(1998))

 土曜日になると、ぼくはおとうさんとおねえちゃんといっしょに、電車を見に行くんだ。鉄橋の上から線路を見下ろしていると、電車が来るんだ!
 電車が大好きな男の子のわくわく感がよく伝わってくる絵本です。

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2011年2月 6日 (日)

『赤ちゃんは魔女』

(作:ビアンカ・ピッツォルノ  訳:杉本あり  絵:高橋由為子  刊:徳間書店(2010))

 大金持ちの大おじさんの遺産を当てにして、遊び暮らしていたアスドルバーレ。いざ大おじさんが亡くなったとき、遺産を相続するには、条件がつけられていた。一年と一ヶ月以内に魔女と結婚することだって? その頃子だくさんのゼップ家では、末っ子の赤ちゃんが、不思議な力を見せ始めていた。ネコとオウムは忠誠(?)を誓うし、ほうきに乗って飛ぶし…… さて、赤ちゃんとアスドルバーレ、二人の運命はいかに……?
 赤ちゃんもすてきだけれど、6人のお姉ちゃんたちも魅力的です。ゼップ家のその後の様子も知りたいものです。


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2011年2月 5日 (土)

『コノヒトタチつっつくべからず』

(作:シェル・シルヴァスタイン  訳:川上弘美  刊:講談社(2009))

 シルヴァスタインといえば、『ぼくをさがしに』の印象が強いのですが、これは、まるっきり違う世界です。言うなれば、シルヴァスタイン版もののけ図鑑でしょうか。原文は、韻を踏んだり言葉遊びがあったりするのでしょうが、うまいこと日本語に置き換えてあるのだと思います。「こめびつ」って、原文ではなんて書いてあったんだろう……


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2011年2月 4日 (金)

☆『おばけとあそぼう』

(作:あすかけん  刊:金の星社(1989))

 なんでも出てくるふしぎなポシェットを持ったねずみくんのおはなし、「ねずみくんのポシェット」シリーズの3巻です。
 ポシェットからおばけをたくさん出してみたねずみくん。おばけたちはみんなねずみくんに変身したけれど、ねずこちゃんにはだれがほんもののねずみくんかわかるかな?
 色鉛筆なのでしょうか。とてもやわらかい色調。アニメーションの絵を描いているというだけあって、バランスのとれた、動きのあるキャラクターです。が、どうもこのねずみくんの絵が好きになれません。セルアニメの動画の一枚を取り出したような画面にも抵抗があります。4才半のむすめは、「好きな本」と言いますが。(2001.1.18読了)

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2011年2月 3日 (木)

『たくさんのドア』

(文:アリスン・マギー  絵:ユ・テウン  訳:なかがわちひろ  刊:主婦の友社(2010))

 あなたのまえには、たくさんのドアがある。あなたは、どのドアを開けるのだろう。ドアのむこうの見知らぬ世界で、あなたは、何に出会い、何を感じるのだろう……
 これから未来に向かって歩き出す人へ贈る励ましの言葉が、優しく力強い言葉で語られていきます。より若い人のために書かれた絵本なのだろうけれど、人生かなり過ごした今でも、まだ開いていない扉はあるのだと、勇気が湧いてきます。いつだって、たくさんのドアがある。開く勇気さえあれば。


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2011年2月 2日 (水)

☆『オバケだって、カゼをひく!』

(作:富安陽子  絵:小松良佳  刊:ポプラ社(2006))

 ふと気がついたら、ぼくは来たことのない路地にいた。行き着いた先は、『内科・オバケ科 鬼灯(ほおずき、と読みます)医院』。オバケ科だって? ひょんなことから、ぼくはその世界にたった一人のオバケ科の名医鬼灯京十郎先生が往診中の留守番をすることになっちゃって……
 富安陽子さんの新しいシリーズが始まったようです。
 不思議な世界は、いつもの世界と重なっていて、ただ、君の目には見えていないだけなんだよ。その世界に行くためのカギは、ほら、そこにも転がっているんだよ。と、言われているような気がして、なんでもかんでも拾いたくなってしまいそうです。(2006.2.2読了)

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2011年2月 1日 (火)

『ちょうどいいよ』

(文:竹下文子  絵:鈴木まもる  刊:佼成出版社(2010))

 赤ちゃんのときのぼうしは、今のゆいちゃんには小さい。だって、もう大きいから。おかあさんの服は大きい。だって、まだ小さいから。大きかったり、小さかったり、どっちなの?
 小さい子に読んであげるだけでなく、ぜひ、このおかあさんとおとうさんのようにしてあげてください。どんな子もみんな、ちょうどいい、のですから。


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