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2010年5月31日 (月)

☆『うさぎのだいじなみつけもの』

(作:シャーロット・ゾロトウ  絵:ヘレン・クレイグ  訳:松井るり子
刊:ほるぷ出版(1998))

 ひとりぼっちが寂しくなったうさぎは、ふくろうになかまはどこにいるか聞いてみます。ところがねぼけていたふくろうはこう答えます。「イースターにはうさぎがいっぱいいるじゃないか」 イースターをどこか東のほうになる土地の名前と思いこんだうさぎは、なかまを探して旅に出ます。
 まもなく五才のむすめは、うさぎがついに伴侶をみつけて、イースターの頃にたくさんの赤ちゃんうさぎが生まれているところが好きだそうです。わたしは、文章にまったく出てこないねずみが、うさぎといっしょに旅をして、うさぎと同じ結末を迎えているところが好きです。(2001.6.6読了)

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2010年5月30日 (日)

☆『うさぎのいえ』

(再話:内田莉莎子  画:丸木俊  刊:福音館書店(1969))

 こどものとも155号、ロシア民話です。
もみの木の下に気持ちのいい家をつくったうさぎですが、その家をきつねに乗っ取られてしまいます。うさぎが泣いていると犬と羊がきつねを追い出しに行ってくれますが、中にいるのは灰色オオカミだ、かなわないといって逃げてしまいます。うさぎがあきらめかけたところにおんどりが通りかかって...
 屋根におんどりを飾ったということになにか意味があるとかと思っていたのですが、飾りにつけた以上の意味はなかったようです。おんどりが飾ってあったから、おんどりが助けてくれたのでしょうか。侵略者あるいは搾取するものへの抵抗を描いているようにも思います。犬や羊も何かの象徴なのでしないでしょうか。おんどりは、もちろん朝の象徴、光の象徴でしょう。友にするなら光をもたらす者を、という意味ではないと思いますが。(2001.10.26読了)

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2010年5月29日 (土)

『ママブタさん、いしになる!』

(作/絵:アナイス・ヴォージュラード  訳:石津ちひろ  刊:徳間書店(2008))

 『やっぱりしあわせ、パパブタさん』のシリーズのお話です。
 ママブタさんは、73匹のコブタたちを寝かしつけたいのに、みんなはしゃいでばかり。そこでママブタさんは、石になることを決意し……
 なにをしても反応してくれないママブタさんに、コブタたちはオロオロ。かわいいお話になっているけれど、実際、こどもにとってママが反応してくれないほどショックなことはないでしょうね。幸せな親子なら、この絵本を読んで、ニヤッと笑えることでしょう。

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2010年5月28日 (金)

☆『うごかしてあそぼう おりがみのほん』

(企画・作図:笠原邦彦  絵・文:織茂恭子  刊:福音館書店(1992))

 タイトルの通り、飛ばしたり、動かしたりできる折り紙の本です。今回は図書館で借りたのですが、在庫があれば入手したいものだと思っています。もともとが「かがくのとも」なので、折り方もわかりやすく、遊べるものができあがるので、おすすめできます。ただし、うまく動かすためにはそれなりにこつがあったりするので、こどものためにこの本を用意する場合は、見せる前に折り方の練習をしておくことをお勧めします。(2000.12.11読了)

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2010年5月27日 (木)

『旅するベッド』

(作:ジョン・バーニンガム  訳:長田弘  刊:ほるぷ出版(2003))

 ジョージーが買ってもらった古いベッドは、おいのりのことばをとなえると、どこにでも旅のできるベッドだった!
 英語圏のこどもなら、「Mで始まり、Yで終わることばって、なんだろう?」って、いろいろ試してみるのでしょうね。ああ、バーニンガムはこどもの味方だな、思わせられるラストでした。

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2010年5月26日 (水)

☆『セイウチのゆくえ』

(作:斉藤洋  絵:高畠純  刊:講談社(1991))

 「ブラッカブロッコ島だより」の冬のお話、シリーズ最後のお話です。
 冬のさなか、セイウチさんが「春までにはもどる」と言い残して見知らぬセイウチともに出かけていきます。それから冬がどんどん過ぎ、トナカイさんはおよめさんを見つけてくるし、アザラシさんのところには赤ちゃんが生まれそうなのに、セイウチさんは帰ってきません。あと十日もすれば、島は北極の氷から離れ、南へと流されてしまいます。心配したシロクマさんとラッコの子は、セイウチさんを探しに出かけることにしました。
 日々、シロクマさんとのどかな会話を楽しんでいる、ブラッカブロッコ島では物知りで知られるセイウチさん。実は、とってもえらい方だったのですね。でも、どこでどんなにえらくても、ブラッカブロッコのみんなには、大好きでだいじな友だちということに変わりはありません。(2002.10.17読了)

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2010年5月25日 (火)

☆『ふしぎなクジラ』

(作:斉藤洋  絵:高畠純  刊:講談社(1989))

 「ブラッカブロッコ島だより」の秋のお話です。
 浮かぶ島ブラッカブロッコ島も、秋が来て、だんだんに北極の海へと流れ戻っていきます。みんな、食べ物探しに夢中な毎日ですが、うっかり沖に流されてしまったラッコの子は、とてつもなく大きなクジラを見かけます。数日後、ラッコの子はシャチの群に追われて危ないところを、その大きなクジラに助けられます。駆けつけた(泳ぎ着けた?)シロクマさんとセイウチさんもお礼を言いますが、何の返事もありません。トナカイさんは、それはクジラではなく、にんげんがつくったせんすいかんに間違いないといいます。
 相変わらず、のどかなやりとりが続く、ブラッカブロッコ島です。それぞれのキャラクターも、かなりはっきりしてきました。今回のヒットは、ラッコの子がオニワカメにこだわるところ。不覚にも(?)声を出して笑ってしまいました。(2002.10.17読了)

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2010年5月24日 (月)

☆『うかぶ島のなぞ』

(作:斉藤洋  絵:高畠純  刊:講談社(1989))

 『ブラッカブロッコ島だより』シリーズの第二作、夏のおはなしです。
 北の海にあるブラッカブロッコ島も今は、夏。どんどん氷が溶けていきます。このままでは、島はしずんでしまうかもしれない。みんなは、あわてて避難訓練を始めます。トナカイやホッキョクギツネ一家を含めて、無事避難できるのか、そして、浮かぶ島のなぞとは!?
 という話なのですが、緊迫感はまったくない、ほのぼの、のどかなブラッカブロッコ島です。いや、動物たちは緊迫しているのですが。それなりに。
 オオタコ、じゃない、負うた子に教えられ、が、今回のテーマのようでした。
 でも、浮かぶ島のブラッカブロッコ島だからこそ、こうものんきにしていられるけれど、温暖化による海水面上昇の危機にさらされている島の人たちにとって、島が沈むというのは冗談や勘違いではすまない深刻な問題です。ブラッカブロッコ式に島を浮かばせることが、現実に可能だったらいいのに。理論は正しいと思うけれど、実現はむずかしそう……(2002.10.9読了)

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2010年5月23日 (日)

『むぎわらぼうし』

(作:竹下文子  絵:いせひでこ  刊:講談社(2006))

 もう秋だからおかしいとおねえさんは言うけれど、るるこはむぎわらぼうしを離せません。だって、むぎわらぼうしには、るるこの夏がつまっているのです。るるこの夏は……
 小さい子でも、必然をさとる瞬間があるのだと感じさせる絵本でした。

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2010年5月22日 (土)

☆『氷の上のひなたぼっこ』

(作:斉藤洋  絵:高畠純  刊:講談社(1989))

 『ブラッカブロッコ島だより』というシリーズの第一作です。十年くらい前に教育テレビ人形劇になっていたような記憶があるのですが、一、二回ちらりとみたくらいなので、さだかではありません。
 ブラッカブロッコ島は、北極海に浮かぶ、岩と氷でできた島です。冬、海が凍っているときはほかの氷といっしょに凍ってつながっているけれど、氷が溶ける季節には海流にのって南に流れ、秋になるとまた戻ってくる。例のあの島みたいな島ですね。
今回のお話は、見たことのない生き物が島の近くに現れ、それを仲間と認めるかどうか島の動物たちが会議をする話なのですが、「氷の上でひなたぼっこ」している賭け事好きなおとなとその上を行くこどもたちのことが気になったりして。
 いまのところは凍っている島ですが、これからどう流れていくのか、実に楽しみです。(2002.9.18読了)

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2010年5月21日 (金)

『絵描き』

(作:いせひでこ  刊:理論社(2004))

 絵描きにとって、絵を描くということがどういうことかを、語る絵本です。絵描きになるのではなく、絵描きとして生まてくるのですね。では、私は?

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2010年5月20日 (木)

☆『ウィッシュリスト』(THE WISH LIST)

(作:オーエン・コルファー  訳:種田紫  刊:理論社(2004))
 14才のメグは、運命の別れ道に立っていた。ガスタンクの爆発に巻き込まれて死んでしまった今、天国行きと地獄落ちの可能性が半々だというのだ。地獄に落ちたりした ら、先に天国に行っているママに会えなくなっちゃう!
 メグは、最後のチャンスに賭けることにする。それは、自分が盗みに入って大怪我をさせた老人、ラウリーの四つの願いを かなえることだった。奮闘するメグだが、メグの地獄落ちを望む者たちの魔の手が……
 死んじゃうと、どうやら尻尾が生えるらしい。青い尻尾なら、天国行き。赤い尻尾なら……地獄。そしてメグに生えたのは、なんと青から紫を経て赤に至るグラデーションの尻尾らしい。いいことをすれば青が伸びて、地上にいられるうちに尻尾が全部青くなれば、無事天国に入れてもらえるという。
 いうまでもなく、メグの任務には、困難が伴う。そもそもラウリーとは敵対関係だったのだし。ましてや、非行を繰り返し、14で死んだメグに、人生を後悔し、あきらめのうちに過ごしてきた年寄りの気持ちがわかるはずがない。それが、ラウリーの願い事を叶えていくうちに二人には理解と思いやりが生まれ、お互いの願いを叶えるために、力を合わせるようになっていく。
 メグが継父にとんでもないことをしたと、何人もが口にするのだけれど、それがどんなことなのか、ずっと語られません。なんだか、魔王がうなるほどの独創性にあふれる報復だったらしいというのは、だんだんにわかってくるのだけれど。その秘密が明かされるとき、メグのおかれていた状況に同情し、メグのしたことに拍手喝采したくなります。メグを幸せにしてあげられなかったママに腹が立つやら、同情するやら。そして、その状況の中で精一杯生きてきたメグのことが好きになったのは、私たちもラウリーもきっと同じ。
 14才の願いが、天国に行ってママに会うこと、というのにはやりきれない感もあるけれど、事故で死んでしまったのだから、地獄に堕ちるよりは天国に行けるほうがずっといい。あれだけのバイタリティのあるメグの人生があれで終わっちゃうなんて、残念でならないけど、メグならきっと、天国で新しい人生(?)を手に入れることでしょう。
 ちょっとしか出てこないけれど、重要な役割を果たすフリットがいい味出してます。(2006.6.17読了)

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2010年5月19日 (水)

『まあ、なんてこと!』

(作:デイビッド・スモール  訳:藤本朝巳  刊:平凡社(2008))

 まあ、なんてこと!
 イモジェンが朝起きたら、頭に立派なヘラジカの角がはえてる!
 ヘラジカの角って大きいから、困ることもあるけど、楽しいこともいっぱい!
 ママは失神しちゃうけど、働き手の女性たちは案外落ち着いて受け入れているところが、印象的でした。

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2010年5月18日 (火)

☆『ウイリアムのこねこ』

(文/絵:マージョリー・フラック  訳:まさきるりこ  刊:新風舎(2005))

 四才のウイリアムが出会ったこねこは、なんと三軒の家から迷子の届けが出されていました。見つけてくれたお礼にとこねこをもらったウイリアム。それから一年たって……
 思いやりという言葉が心に優しく響くお話です。(2005.8.10読了)

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2010年5月17日 (月)

『ともだちごっこ』

(作:内田麟太郎  絵:降矢なな  刊:偕成社(2010))

 『おれたちともだち!』シリーズ第10弾です。
 キツネくんは、テンの女の子が吹く笛に夢中です。それを知ったテンは、「あしたから三日間、キツネくんはあたしだけのともだち」だって。でも、オオカミさんとの約束もあるのに、オオカミさんのことも大好きなのに、どうする、キツネくん?
 ああ、こういうことって、あるよね、で、はたから見てると、テンが絶対に悪いの。でも、キツネくんって、やさしいからさ、悩んじゃうよね。どうする?
 散々心配させられたあと、真相を知ったオオカミが、なかなかカッコイイです。

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2010年5月16日 (日)

☆『色の女王』

(作:ユッタ・バウアー  訳:橋本香折  刊:小学館(1992))

 色の女王は、色を次々と呼び出して、楽しみます。ところが、黄色が言うことを聞かなくなっちゃって…… 
 画面を色が駆けめぐります。色と遊ぶって、どんな感じ? 想像してみると、自分が解放されそうな気がします。(2005.6.29読了)

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2010年5月15日 (土)

『華花さんのあたらしい家』

(作:田中良子  絵:三村久美子  刊:ポプラ社(2009))

 まやは、パパとママが離婚してから、ママとママのおかあさんの華花さんといっしょに暮らしていた。ところがある日、華花さんが、ひとりで引っ越すと言い出した。華花さんが引っ越したところは……
 最後のときをホスピスで過ごすことを選んだおばあちゃんの生き方に寄り添うように、10歳の女の子が出会い、立ち向かわなければならない様々な壁を描き出しています。
 巧みに組み上げられた物語なのですが、初めのほうで、さっきまで湯気が出ていたワイン煮を冷蔵庫に入れるシーンがあって、そのことに引っかかってしまい、物語の世界に入りきれませんでした。残念。

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2010年5月14日 (金)

☆『いろいろ1ねん』(A BUSY YEAR)

(作:レオ・レニーニ  訳:谷川俊太郎  刊:あすなろ書房(2000))

 一年の始めの日、ふたごのねずみ、ウィリーとウィニーは、木のウッディと出会います。月に一度、二人はウッディに会いに行くようになります。二人とウッディは、もう友達でしたから。 
 原題より、邦題のほうがふさわしいように思います。忙しいから月に一度しか会いにいけないのかもしれませんが、語られている物語には、とってもゆったりと描かれいます。ひとつきずつ進んでいって、最後は十二月、クリスマスです。プレゼントにとって、一番大切なのは、相手を思う気持ち。だから、二人はウッディに贈ります。最高のプレゼントを。 
 小さな子どもでも楽しめる物語ですが、字は小さく、ふりがなはあるけれど、漢字も少し使われています。読んであげてください、ということなのでしょうね。縦長の版型なのですが、子どもは、こういう形の本をついつい手に取りたくなるようです。(2002.5.16読了)

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2010年5月13日 (木)

ホロホロその後

 親エビのおなかを離れた卵らしいもの6コほどが、漂っていたり、沈んでいたり。さて、どうなることか。

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2010年5月12日 (水)

『3びきのぶたたち』

(作:デイヴィッド・ウィーズナー  訳:江國香織  刊:BL出版(2002))

 むかしむかし、広い世間に出てみようと思いついた3びきのぶたたちは、それぞれ家を建てたものの、おおかみがやってきて……という、あの3びきのぶたのお話が始まるのだけれど、このぶたたち、なんと、お話のページから飛び出してしまいます!
 斬新な発想にびっくりしました。で、おおかみはどうなっちゃたの?(^^;;;

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2010年5月11日 (火)

☆『いもうとのにゅういん』

(作:筒井頼子  絵:林明子  刊:福音館書店(1983))

 あさえとちいさいいもうと』の続きの話です。幼稚園に行くようになったあさえ。妹のあやちゃんも、もうよちよち歩きの赤ちゃんではありません。すっかりいたずら盛りで、あさえのだいじなお人形を勝手に持ち出すことも。ところが、あやちゃんが、「もうちょう」になって、入院してしまいます。おかあさんはあやちゃんに付き添い、おとうさんが帰ってくるまで、あやちゃんはお留守番になってしまいます。雨が降りそうになって、おともだちも帰ってしまい、かみなりのなる中、一人でおとうさんを待つあさえ。あさえは、あやちゃんへのお見舞いを用意します。あやちゃんを喜ばせたいあさえが包んだお見舞いは... 
 「おねえちゃん」であるあさえの気持ち。こうして感想を綴っていても、じんわりくるものがあります。そんなつもりはなかったけれど、私も結構無理して「おねえちゃん」していたところがあったのかな。弟とは3才半離れていて、しかも、弟は体が弱く、けんかしたことなどありませんでした。「おねえちゃんなんだから」と言われた記憶はないけれど、それでも、周りの言葉の端々やふるまいから、「おねえちゃん」でいなければならないことを感じ、学んでいたのでしょう。あさえがたまらなくいとおしいです。だから、がんばれ、世界の「おねえちゃん」たち、「おにいちゃん」たち。(2001.3.16読了)

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2010年5月10日 (月)

生まれた?

 朝、見たら、ホロホロのおなかにくっついていた卵が、なくなっていた。
 生まれたのかなとよくよく見てみたのだけれど、にごった水の中では、ほぼ透明な小さなエビは判別できず(^^;
 ただ、卵らしきものが一つだけ水中に浮いているのは見える。
 生まれているとして、見えるようになるのは何日先やら。

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2010年5月 9日 (日)

☆『いねかりやすみ』(Country Kids)

(作:菊池日出夫  刊:福音館書店(1987))

 『のらっこの絵本』というシリーズの一冊です。こどものとも379号の『のらっこ』を改題したものではないかと思います。 
 1949年に生まれ、長野県佐久地方に育った作者が、子どもこの頃に体験したいねかり休みの出来事だと思います。福島育ちの母のふるさとを見ているような気がします。なんだか、安心できる絵本です。自分は、ちゃんと、大地や人とつながっているのだという気がして。(2003.12.8読了)

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2010年5月 8日 (土)

☆『いぬうえくんがやってきた』

(作:きたやまようこ  刊:あかね書房(1996))
 くまのくまざわくんと、いぬのいぬやまくんが出会いました。ふたりは友だちになって、いっしょに暮らすことにしました。でも、いっしょにいると、気に入らないこともいろいろ出て来ちゃって…… 
 本の体裁からすると、小学低学年向き、ということなのでしょうか。でも、友情についての哲学がいろいろ語られていて、むしろ、友情に悩むであろう、思春期向きの本かもしれません。 
 だいじなのはね、いっしょにいて、幸せだってこと。でもね、いつもいっしょにいればいいってわけでも、なんでも分け合えばいいっていうわけでもないんだ。だいじなのは、ふたりともがしあわせだっていうこと。それは、ときどきむずかしい。でも、うまくいくと、ほんとうに、しあわせなんだよ。ほんとうに。(2003.5.28読了)

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2010年5月 7日 (金)

『やっぱりしあわせ、パパブタさん』

(作/絵:アナイス・ヴォージュラード  訳:石津ちひろ  刊:徳間書店(2008))

 73匹のコブタたちと散歩に出かけたパパブタさんはつぶやいた。「もし、ママと結婚していなかったら……」 それを聞いたコブタたちは……
 コブタたちに「あのねぇ……」と言いたくなり、パパブタさんに「うふふ」と笑いたくなる、おしゃれでほのぼのした絵本です。

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2010年5月 6日 (木)

☆『いつもちこくのおとこのこ−−ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー−−』

(作:ジョン・バーニンガム  訳:谷川俊太郎  刊:あかね書房(1988))

 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーがたびたび遅刻するのには、ちゃんとわけがあるのです。でも、先生は信じてくれなくて、いつもジョンは罰をうけます。でも、ある日、先生がゴリラに捕まって... 
 このジョンくんのモデルは、やはり作者なのでしょうか? 読んでいて、マザーグースの「ヘル先生、ぼくはあなたがきらいです」を思い出してしまいました。家にあるCDで朗読しているのが、谷川さんだからかもしれませんが。(2001.6.1読了)

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2010年5月 5日 (水)

抱卵!?

 以前、増えないはずのホロホロ(スカーレットシュリンプ)が、いつの間にか増えていてびっくりしたのだけれど、今日、一番大きいののおなかに、10コほどの粒々を発見。これって、卵?
 毎日観察しているわけではない(^^;)ので、いつからあったのかわからないのだけれど、一つ一つがバラバラになりかかっている様子からすると、産み立てではないと思う。
 前回いつのまにか増えていたのは、2匹だけだったから、これが全部育つわけではないのだろう。
 いつ孵るのか、楽しみだ。

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2010年5月 4日 (火)

『大きな木のような人』

(作:いせひでこ  刊:講談社(2009))

 植物園に研究室を持つ男性が出会った、一人の少女。いたずらをすることもあるけれど、植物を愛してもいるらしい。二人の交流と別れ、そして……
 『ルリユールおじさん』の続編ではないのだけれど、同じ世界の物語です。中学二年生のむすめが先に読み、「いい絵本だから、ぜひ読んで」「この人の作品、好きなの」と言っていました。

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2010年5月 3日 (月)

☆『いっぽんばし わたる one more』

(作:五味太郎  刊:絵本館(1992))

 外国製の大判の絵はがきを横長においたくらいのサイズの空色の画面の下三分の一ほどのところに約1センチ幅の白い線。これが橋です。そこをいろいろな人がいろいろなことを言いながら渡っていく。それだけなのですが、なんといっても、五味太郎さんですから... 
 五才のむすめに読み聞かせしたら、笑い転げていました。図書館で見つけてきたのも本人です。
 「one more」なので、『いっぽんばし わたる』という前作もあるはず。どうやら、そちらにも出てきていたらしい人物もいるし。見つけて、是非読みたいものです。(2001.7.7読了)

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2010年5月 2日 (日)

☆『いっぽんばし わたる』

(作:五味太郎  刊:絵本館(1979))

 先に『いっぽんばし わたる one more』を読み、「one more」なので、『いっぽんばし わたる』という前作もあるはず、と探して、借りてきました。 
 『one more』では、いろいろな人がいろいろなことをいいながら橋を渡っていたのですが、こちらでは主に人間以外のいろいろな生き物が、いろいろな方法(?)で橋を渡っています。『one more』より小さい子でも楽しめると思います。(2001.7.26読了)

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2010年5月 1日 (土)

☆『いったでしょ』

(作:五味太郎  刊:偕成社(2004))

 ママ(たぶん)とぼうや(おそらく)が歩いています。「つまずきますよ」と言えばつまずくし、「落ちますよ」と言えば落ちるし。そのたびママは言います。「言ったでしょ」  
 ちゃんと忠告したのに、失敗するんだから。というのではなく、まあ、こどもって、そういうものよね、かな。お互いわかったうえで確認し合っているみたい。親子って、そういうものよね。(2005.6.29読了)

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