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2010年3月31日 (水)

☆『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』(CHOO CHOO)

(文/絵:バージニア・リー・バートン  訳:むらおかはなこ  刊:福音館書店(1961))

 「ちゅうちゅう」は、元気なちいさな機関車。ある日、貨物車も運転士さんも置き去りにして、走り出します。初めのうちこそ楽しかったけれど... 
 モノクロの画面が、機関車の物語を引き立ています。自分もどこかにすっ飛んでいきたいこどもが、わくわく、どきどき、はらはら、そして、ほっとできるようなお話です。(2001.7.25読了)

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2010年3月30日 (火)

『ペチューニアのたからもの』

(作/絵:ロジャー・デュボアザン  訳:乾侑美子  刊:童話屋出版(1998))

 川に沈んだトランクを見つけたがちょうのペチューニア。トランクを開けたわけでも、ひきあげたわけでもないのに、すっかりお金持ち気分。もうお金持ちになっていると勘違いした農場の仲間たちは、お金持ちなら友達になんでもプレゼントしてくれるはずと、夢をふくらませます。でも、そのころペチューニアは……
 がちょうで名前がペチューニアって、聞いたことがあるなあ……と思っていたら、あの『がちょうのペチューニア』って、シリーズになっていたのですね。おばかさんというか、世間知らずというかなペチューニアですけれど、でも、あなた、ペチューニアのこと、笑える? こどもには楽しく、大人にはちょっと後ろめたい苦笑いもあるような、含蓄ある(?)絵本です。

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2010年3月29日 (月)

☆『いたずらおばあさん』

(作:高楼方子  絵:千葉史子  刊:フレーベル館(1995))

 高名な洋服研究家エラババ先生(84才)は、弟子を探していました。白羽の矢を立てられたヒョコルさん(68才)はびっくり。でも、エラババ先生が本当に探していたのは、いっしょにいたずらにつきあってくれるお友達だったのでした。エラババ先生が発明した特別な服を着て8才の子どもになった二人の、とってもすてきな冒険が始まります。 
 8才の姿なのに、ついつい本当の年がばれそうな発言をしちゃったり、本当の年のときは大事にしてくれる人に、いじわるをされたり。子どもって楽しい。子どもってくやしい。そんな子どもの気持ちをすっきりさせてくれるような、痛快なお話です。(2004.10.22読了)

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2010年3月28日 (日)

『もものき なしのき プラムのき』

(作ジャネット・アールバーグ/アラン・アールバーグ  訳:佐藤涼子  刊:評論社(1981))

 ページの中に隠れている、マザー・グースの登場人物を探す絵本です。図書館に原書もあったので一緒にかりてみましたが、韻を踏んだ簡単な英語で、楽しめました。マザー・グースが好きな人におすすめです。

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2010年3月27日 (土)

☆『いたずらうさぎ』

(作:野上彰  画:太田大八  刊:福音館書店)

 「こどものとも」18号です。 
 8号の「がらんぼ−ごろんぼ−げろんぼ」の続編。うさぎの「がらんぼ−ごろんぼ−げろんぼ」が天敵をかわしながら山から里に遊びに行く話。ラストがちょっとなんだったけど、こどもにはよろこばれるのかな。

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2010年3月26日 (金)

☆『がらんぼーごろんぼーげろんぼ』

(作:野上彰  画:太田大八  刊:福音館書店)

 「こどものとも」8号です。
 「がらんぼ−ごろんぼ−げろんぼ」はのうさぎの名前。かわいい童話に仕立てて、自然のことわりを教えようとしたようなのだけれど、童話にも図鑑にもなりきれていない感じ。話は悪くはないのだけれど。

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2010年3月25日 (木)

『15歳からのファイナンス理論入門』

(著:慎泰俊  刊:ダイヤモンド社(2009))

 学校の授業の中継のような構成で、中学生対象にファイナンス理論を解説した本です。ファイナンス理論と言っても、話の中心はリスクとリターンとは何かという、中学生にも身近なテーマ。例えも、取っつきやすいと思います。それだけに、タイトルには、工夫の余地があるかも。取っつきやすい本を、手に取りにくくしているよ
うに思えます。15歳でもわかるんだ、と思ってくれればいいけど、15歳でもわからなくちゃいけないんだと思うと、読むのがいやになるかも。

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2010年3月24日 (水)

☆『いそがしいよる』(Grandma's Busy Night)

(作:さとうわきこ  刊:福音館書店(1981)

 ばばばあちゃんのシリーズです。 
 野原で星空をみながら眠ることを思いついたばばばあちゃん。ベッドを持ち出したものの、次から次へと必要なものを思いつき、家の中から運び出します。そして最後には... 
 しっかりしていて、肝っ玉がすわっていて、冷静だと思っていたばばばあちゃんに、こんな一面があるんですね。さて、ばばばあちゃんは、いい夢が見られたでしょうか?(2000.4.26読了)

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2010年3月23日 (火)

☆『石のししのものがたり--チベットの民話より』

(The Story of the Stone Lion--Based on a Tibetan Folktale)

(再話:大塚勇三  画:秋野亥左牟  刊:福音館書店(1984))

 「こどものとも」341号です。 
 にいさんに追い出された弟と弟についていくことにした母。たきぎを集めて生計を立てることにした弟は、たきぎを拾いに行った山で、大きな石のししを見つけます。このししは山守り神に違いない。そして弟がししを拝むと、石のししが口をきき、弟の望みをかなえて、ここで暮らせよう、金を吐き出して与えます。弟が裕福になったことを知った兄は、弟のまねをしますが、欲をかいてししの指示に従わなかったばっかりに、ししに手をくわえられてしまい、なんとしても抜けなくなってしまいます。 
 弟たちに冷たくした欲張りの兄が身動きとれなくなり、さあ、どうなる? 兄が解放される経緯におかしみがあって、この話を語り伝えてきた人々の暖かさを感じます。(2000.12.20読了)

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2010年3月22日 (月)

『おかあさんになるってどんなこと』

(文:内田麟太郎  絵:中村悦子  刊:PHP研究所(2004))

 お人形を持ったウサギの女の子が言います。「わたし、きょうは、この子のおかあさんになる」 ともだちがききます。「おかあさんになるって、どんなこと?」 女の子は考えます。「おかあさんになるっていうことは……」
 優しい言葉、優しい絵の絵本です。紹介されていたあらすじを読んで、近々おかあさんになる知り合いへのプレゼントにいいかな、と思って、まず自分で読んでみたのですが、プレゼントにするにはちょっと物足りないかな、と思いました。いいお話なのだけれど、その人に幸せになってもらいたいと思っている私の気持ちを伝えるには、十分でない気がして。おかあさん以外の人がこどもに読み聞かせてあげるにはいい本だと、思いました。

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2010年3月21日 (日)

☆『家守綺譚』

(作:梨木香歩  刊:新潮社(2004))

 親友高堂の家の管理を引き受けた綿貫。サルスベリに思いを寄せられたり、乾いた河童を拾ったり。さらには、学生時代に行方不明になった高堂が、掛け軸を通って訪ねてくる…… 
 ああ、教養が足りない。そう、嘆きたくなるような、趣あふれる一冊です。 
 静かな、というより、地味な暮らしの中に起こる不思議。彼は驚くけれど、隣人たちは当たり前のように受け入れ、過ごしていく。その流れに身を任せ、綿貫は少しずつ変わっていく。少しずつ、高堂の思いに近づいていく。この中に暮らしていたからこそ、高堂はあのような道を選んだのかも知れない。では、綿貫は。いや、彼は高堂にはならないだろう。彼はあくまでも異邦人なのだ。この家で、この庭で。家にいながらさすらっている。そして、さすらいながら、高堂はここに住んでいるのだ。魂の緒のようにさまざまな不思議を引きずりながら、家と庭は、どこかへ沈んでいくような気がする。深い深いところへ。いつか、綿貫は出ていかなければならないのだろう。この家を。飲まれそうで、でも、違うのだ。 
 眺めることはできるけれど、決してふれることのできない世界が、ここにある。(2004.6.2読了)

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2010年3月20日 (土)

『キャットとアラバスターの石』

(作:ケイト・ソーンダズ  訳:三辺律子  刊:小峰書店(2008))

 何の取り柄もないと思われている女の子キャットに、とんでもない事件が。なんと、ネコに変身できるようになってしまったのだ!
 ネコたちに『ガールキャット』と命名されたキャットは、ネコたちの争いに巻き込まれることに……
 ネコに変身でるちゃうなんて! それだけでスリリングだけど、ネコたちの抗争は、裏切りやスパイ、暴力に満ちていて、スリルとサスペンスでいっぱい。その戦いの中で、さまざまなことを得ていくキャット。何の取り柄もないなんて、そんなことないよ。あなたはとっても魅力的なんだから。冒険したい女の子にお勧めの一冊です。

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2010年3月19日 (金)

☆『いいことってどんなこと』

(作:神沢利子  絵:片山健  刊:福音館書店(1993))

 「こどものとも」444号です。 
 屋根から落ちる雪の解けたしずくが歌っています。どうしてそんなにうれしそうなの? いいことがあるからよ。なにがあるのだろう。女の子は外に出ます。ことしたちも、川も、木も歌っています。いいことがあるからよ。いいことってなに? そして、女の子は見つけます。みんなが歌っていた、「いいこと」がなにかを。 
 すべてが春の兆しを喜んでいます。みんなが春を待ちわびていたことが伝わってきます。北海道で子ども時代を過ごしたという作者の思い出そのものなのかもしれません。雪が解ける、川が流れ出す、雪に抑えられていた木が枝をのばす。私は直接体験したことはないけれど、冷たい空気を揺るがせる、まだ温かくはないけれど柔らかくなった風を感じられるような気がします。(2001.5.30読了)

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2010年3月18日 (木)

☆『いいこってどんなこ?』

(文:ジーン・モデシット  絵:ロビン・スポワート  訳:もきかずこ  刊:冨山房(1994))

 うさぎのバニーぼうやがおかあさんにききます。どんな子だったら、いい子なの? ぼくがいい子だったら、おかあさん、ぼくのこともっと好き? おかあさんは答えます。どんな子でもおかあさんはバニーが好きよ。バニーがバニーらしくしてくれているのが一番いいわ。おかあさんはいまのバニーが大好きだから。
 多分、バニーはおかあさんが大好きで、どんな子だったら、おかあさんはもっとうれしいのと訊いているのでしょうけれど、どこか寂しげな絵なので、バニーぼうやはおかあさんの愛情が十分感じられていなくて不安なのではないかと思ってしまいます。愛情に確信があれば、「もっといい子だったら、もっと好きか」なんて、きかないのではないかと。いまのバニーが一番好きとおかあさんは応えていますが、バニーはそれで安心できるのかな。今度は冒険できなくなってしまわないでしょうか。いままでと違うことをしたら、おかあさんに嫌われるのではないかと思って。「いまのバニーが好き」ではなく、「いつもバニーが好き」だったらよかったと思います。(2000.11.28読了)

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2010年3月17日 (水)

『妖精の家具、おつくりします』

(作:あんびるやすこ  刊:PHP研究所(2010))

 ミユが、ドールハウス作家のハルカおばさんのかんばんを、『妖精の家具、おつくりします』にしちゃったら、本当に妖精から家具の注文が来ちゃった! 妖精にぴったりの家具って、どんな家具?
 夏休みに、「だれかのために、いっしょうけんめいしたこと」を書いて出す、というのもなかなかステキな宿題なのですが、そこから始まる物語もステキ。出版社は違いますが、「なんでも魔女商会」で服の話、「魔法の庭ものがたり」でハーブ、そして、このお話で「ドールハウス」と、小学生の女の子が好きなもののお話がそろった、という感じです。シリーズになるのかな。

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2010年3月16日 (火)

☆『アンナとかわいいおとうと』

(作:マンフレート・マイ  絵:デトレフ・ケルステン  訳:ひらのきょうこ
刊:リブリオ出版(1992))

 「おとぼけアンナ」シリーズの4冊目、最終巻です。
 アンナに弟が生まれました! パパは、「アンナそっくり」って言うけれど……
 赤ちゃんが生まれる前のおなかが大きなママの様子や、両親が病院に行ってしまったあとの上の子の気持ち、弟が生まれ、お姉ちゃんになってからのことが、リアルに、また、温かなまなざしで描かれています。弟妹を迎えることになったすべての子どもと、赤ちゃんが生まれるのを待ったことのあるすべてのおとなに、共感のもてるお話です。さりげない言葉や描写に、どきんとするに違いありません。(2003.8.11読了)

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2010年3月15日 (月)

☆『にちようとすごす日よう日』

(作:マンフレート・マイ  絵:デトレフ・ケルステン  訳:ひらのきょうこ
刊:リブリオ出版(1991))

 「おとぼけアンナ」シリーズの三冊目です。
 明日は日曜だというのに、アンナはがっかり。だって、大嫌いないとこのフローリアンが来るんです。でも、来たのはフローリアンだけではありませんでした。フローリアンが連れてきた、黒いむく犬「にちよう」のおかげで、アンナの日曜は、とてもすてきな日に変わったのです。そう、フローリアンもね。
 まるで「にちよう」が魔法でも使ったみたいに、つまらなかったはずのことが、嫌いだったことが、楽しいすてきなことに変わります。今回は、たいして「おとぼけ」な話ではありませんでしたが、楽しい発見の物語になっています。(2003.8.6読了)

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2010年3月14日 (日)

☆『ママはお休み』

(作:マンフレート・マイ  絵:デトレフ・ケルステン  訳:ひらのきょうこ  刊:リブリオ出版(1991))

 「おとぼけアンナ」シリーズの二冊目です。
 「暇がなかった」というママに、「一日家にいるのに?」と疑問を口にしてしまったパパ。言ったことには責任をとらなくてはなりません。というわけで、今日はママはお休み。家のことは、パパの仕事です。「時間の配分の問題さ」と、計画表をしっかり作ったパパだけど……
 当然、計画通りに進むはずはなく、パパは時間と失敗のフォローに追われることに。このママの偉いところは、「ほら、どんなにたいへんか、わかったでしょ」、なんて、言わないところです。アンナね。もっとも、パパも、「ぼくが悪かった」とは、言わないのですけれど。大切なのはチャレンジ精神。それと、愛情ですね。(2003.7.30)

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2010年3月13日 (土)

☆『パパ、とりかえっこしない?』

(作:マンフレート・マイ  絵:デトレフ・ケルステン  訳:ひらのきょうこ  刊:リブリオ出版(1991))

 「おとぼけアンナ」というシリーズの一冊目です。
 シリーズ名は「おとぼけ」ですが、アンナ自身はおとぼけさんではなく、そうとうにしっかりした女の子です。なにしろ、学校がたいへんなはずがないというパパを納得させるため、翌日の行き先をとりかえっこさせてしまうんですから。
 パパは学校へ、代わりにアンナが会社へ。もちろん、パパは学校でたいへんな思いをし、アンナは結構うまくやってのけます。
 この物語のおもしろさは、周りが平然と受け入れているところですね。ママも心配はするけれど、反対はしないし、先生も会社の秘書も、新しい生徒やボスを難なく受け入れます。まあ、同級生からは苦情が出ましたけどね。
 思いが受け入れられて、冒険できる。なんて、すてき!
 次のお話では、パパがママと交替してみるそうです。こちらも楽しみです。(2003.7.16読了)

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2010年3月12日 (金)

『クグノタカラバコ』

(作:いとうひろし  刊:偕成社(2009))

 迷子にならないと見つからない、クグノタカラバコって、なあに?
 クグノタカラバコって、なにの暗号かと思いました。意味がわかったときには、なあんだ、という感じだったのですが、そこからがこの物語の始まり。不思議で、心がぽっと温かくなるようなお話です。

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2010年3月11日 (木)

☆『あんしんポケット』

(作:竹下文子  絵:田頭よしたか  刊:PHP研究所(1985))

 いつもと違う道で見つけたポケットや。役に立ちそうなポケット、いっぱい売っていたけれど、ぼくは、「あんしんポケット」というのを買った。おこづかいで、ちょうどいい値段だったんだ。あんしんポケットに手を入れると、なんだかあったかい。なんだか、勇気が湧いてくる。今までできなかったことが、できるようになったんだ。きみも、ためしてごらん、ポケット。
 ふしぎなポケットといえば、ビスケットが増えるポケットが有名ですが、役に立つポケットは、いろいろあるようです。でも、わざわざポケットやに行かなくても、もしかしたら、なにかふしぎが入っているかもよ、きみのポケットにも。(2003.6.18読了)

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2010年3月10日 (水)

『だいすきっていいたくて』

(文:カール・ノラック  絵:クロード・K・デュボワ  訳:河野万里子  刊:ほるぷ出版(1998))

 ロラは、くちいっぱいに広がるすてきな言葉を言いたいのに、伝えたいひとはみんな聞いてくれません。このままじゃ、言えなくなっちゃう。こんなに、すてきな言葉なのに。ロラは、悲しくなって……
 柔らかな絵が、ものがたりにとてもよく似合っています。愛しくなるような物語なのに、邦題がちょっと残念。すてきな言葉って、どんな言葉だろうとか、あなたにとってすてきな言葉は?って、思いを巡らす余地が欲しかったです。

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2010年3月 9日 (火)

☆『アンジェリーナのはつぶたい』(Angelina on Stage)

(文:キャサリン・ホラバード  絵:ヘレン・クレイグ  刊:大日本絵画(1987))

 バレエを習っているねずみのアンジェリーナに、有名なバレエ団の舞台に立つチャンスがやってきます。ちっちゃないとこのヘンリーも出ることになったのですが、ヘンリーったら、ちっともわかってなくて...
 ちやほやされるヘンリーにちょっとやきもちを焼きながらも、困ったときには機転をきかせて舞台を成功させます。とっても、すてきなアンジェリーナは、読む人を幸せにしてくれます。(2000.5.5読了)

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2010年3月 8日 (月)

☆『アンジェリーナとなかよしアリス』(Angelina and Alice)

(文:キャサリン・ホラバード  絵:ヘレン・クレイグ  刊:大日本絵画(1988))

 バレエが大好きなねずみのアンジェリーナのシリーズです。
 アンジェリーナは体操も大好き。でも、さかだちは大の苦手です。失敗したのを上級生たちに笑われて、しかもなかよしのアリスまで一緒に笑ってる!! 傷心のアンジェリーナは立ち直ることができるでしょうか。
 大好きななかよしの友だちに失敗を笑われるなんて... アンジェリーナの悲しみがひしひしと伝わってきます。でも、大丈夫、2人は「なかよし」なのですから。(2000.5.17読了)

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2010年3月 7日 (日)

☆『アンジェリーナとおうじょさま』

(文:キャサリン・ホラバード  絵:ヘレン・クレイグ  刊:大日本絵画)

 相変わらずねずみが出てくる絵本が好きなむすめが、見つけてきました。
 バレエが大好きなアンジェリーナですが、王女さまが見に来る発表会の配役を決める日、具合が悪くてバレエ教室を休んでしまいます。小さな役ならやりたくないというアンジェリーナですが、おかあさんに説得されてレッスンに行きます。ところが、主役の一人が怪我をしてしまい、そちらの役もこっそり練習していたアンジェリーナに、チャンスが訪れます。
 ねずみたちがバレエをしている姿がごくごく自然なのにびっくり。アンジェリーナもとってもいい子で、むすめも私もこのシリーズが気に入りました。(2000.4.29読了)

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2010年3月 6日 (土)

『きょうのおべんとう なんだろな』

(作:岸田衿子  絵:山脇百合子  刊:福音館書店(1991))

 野原で遊んでいた動物の子どもたち、おなかがすいたから、おべんとうにします。今日のおべんとう、なんだろう?
 やさしさとおいしさの詰まった絵本です。

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2010年3月 5日 (金)

☆『あーんあん』

(作・絵:せなけいこ  刊:福音館書店(1972))

 ほいいくえんにいくのはいいけれど、おかあさんが帰っちゃうのはいやだ。あーんあん。ぼくが泣くと、みんなも泣いちゃって、涙のお池でさかなになっちゃうの。
 夫はせなけいこの本が好きだというし、こどもも表紙を見て惹かれるものがあるらしく、自分で選んで借りてくるのですが、私はどこか暗いトーンが苦手です。おさかなになったらおかあさんが網で救ってつれて帰ってくれるという終わり方なのですが、それを、「ああよかった」というふうには思えません。(2000.5.10読了)

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2010年3月 3日 (水)

☆『アレックスとゆうれいたち』

(文:エヴァ・イボットソン  訳:野沢佳織  絵:高橋由為子  刊:徳間書店(1999))

 スコットランドのカーラ城の城主アレックスは、十二歳の男の子。十二歳だけど、城主だからいろいろ考えなきゃならない。たとえば、お金がなくなったらどうするなんてことも。というわけで、アレックスはお城を売ることにした。そうすれば、そうすれば、めしつかいたちに十分な退職金をあげられるし、おばさんだってすてきなホテルで老後を送れるんだから。幸いアメリカの大金持ちが買ってくれることになったんだけど、問題が起きた。体の弱い娘がいるから、ゆうれいは絶対だめだって言うんだ。カーラ城には、ゆうれいが四人もいるのに。ゆうれいたちは大好きなアレックスのために、お城を立ち退いてくれることになったけれど、でも、カーラ城とアレックスが恋しくて……
 読んでくれるこどもたちをよろこばせたくて書いたという印象を強く受けました。こうなってほしいと思うところは回り道しつつそこに落ち着いて、一方で、思いがけない展開があって。悪い者はこらしめなくちゃいけない。でも、そのためにいい人たちが悪者になっちゃいけない。でも、やっぱり、こらしめは必要なんだ。その加減が絶妙で、とても楽しめる物語です。(2005.3.30読了)

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2010年3月 2日 (火)

☆『アルフィとくらやみ』(ALFI AND THE DARK)

(文:サリー・マイルズ  絵:エロール・ル・カイン  訳:ジルベルトの会  刊:評論社(2004))

 夜中に目が覚めてしまったアルフィは考えた。ぼくが明かりをつけたら、くらやみはどこにいくんだろう? 思い切って、くらやみに話しかけてみると……
 くらやみそのものに話しかけてしまうという発想にびっくり。アルフィと同じ疑問を持ったひと、暗いところが恐いひとにお勧めです。(2005.3.8読了)

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2010年3月 1日 (月)

『アリスの不思議なお店』

(作:フレデリック・クレマン  訳:鈴村和成  刊:講談社(1997))

 ふしぎなものを売る女の子アリス、ぼくの持っているふしぎなものたちが気に入るかい……
 タイトルに惹かれて借りてみたものの、なじめない本でした。
 カタログのように並べ立てられる変わったものたちが、不思議とか欲しいとか思えなくて。
 私向きの本ではなかったようです。

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