« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月28日 (日)

津波、来る?

 昨日、むすめがカエルを見たというのでびっくりしたけれど、カエルの目撃情報はあちこちであるらしい。まさか、カエルが地震を予知して動き出したわけでもないだろうけれど。
 今日は、ミュージカル『クレージー・フォー・ユー』を観に行くことになっていた。しかし、劇場は、すぐそこが海、みたいな場所。津波の警報が出ている。念のため劇場に電話したら、公園は行われるとのこと。でも、なにがあるかわからないよね、と思いつつ、劇場に向かう。途中の電車の中では、一部電車の運休情報が流れる。幸いミュージカルは予定通り最後まで上演されたけれど、終演後劇場を出ようとしたら、鉄道運行に乱れがあるから、駅員さんに確認してね、という意味の張り紙があった。幸い私たちが乗る電車には問題はなかったけれど、かなり長い時間止まっていたようで、びっくり。
 ちなみに『クレージー・フォー・ユー』のほうは、初演の年以来十数年ぶりに観たけれど、ダンサー役の女性陣のスタイルがよくなっていて、驚いた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月27日 (土)

春!

 昨日、むすめが学校帰りにカエルを見たという。
「5匹もだよ。暗いから、踏みそうになったよ」
 暖かいとはいえ、ぎりぎりまだ2月。
 これも、温暖化の影響?
 カエル諸君の行く手に、幸多かれと願う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月26日 (金)

☆『アルテミス・ファウル 北極の事件簿』

(作:オーエン・コルファー  訳:大久保寛  刊:角川書店(2003))

 「妖精の身代金」の続きの話です。
 アルテミスの父、アルテミス・ファウル・シニアが見つかった! なんとしても父親を取り戻すべく立ち上がるアルテミス・ファウル・ジュニア。一方、地下の妖精世界にも、たいへんな事態が起こっていた。父親の救出の手助けをすることと交換に、アルテミスはホリーたち妖精に手を貸すことにするが……
 前作では、理由はあったものの犯罪者であり、そのことを誇りにしている気配さえあったアルテミスですが、今回はほかに悪人がいろいろ出てくるし、アルテミス自身にもその年頃のふつうの子供のような反応や成長があったりで、なんだかふつうのファンタジーみたいです。ふつうのってどんな?という疑問はありますが。前作ではひたすらいやみな上司という感じだったルート司令官が、現場で活き活きとした姿を見せてくれ、なかなかに魅力的です。西部劇の正義の保安官みたいなホリーもすてき。おきて破りとか都合のいい解釈をしているところは、「正義の」という感じではないかも知れませんが。でも、まっすぐでとってもかっこいい! バトラーやフォーリーもいい味だしてます。そして、アルテミス・ファウル。いい子だね、とっても。ああ、とっても。(2004.12.15読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月25日 (木)

☆『アルテミス・ファウル』(ARTEMIS FOWL)

(作:オーエン・コルファー  訳:大久保寛  刊:角川書店(2002))

 「妖精の身代金」というサブタイトルがついています。
 アルテミス・ファウル。それは、犯罪者一家の天才息子。弱冠十二才の彼が、コンピュータを駆使して、妖精が書いた書物の秘密を解き明かし、妖精が隠している莫大な黄金を奪おうとする物語です。
 妖精とコンピュータ。相反するようにも思えるこの二者が、一冊の本の中でみごとに解け合っています。原子力を使いこなす妖精だなんて、一部の妖精ファンにとっては許し難い存在かもしれません。でも、こんな妖精だったら、今も私たちと共存しているかもしれない。そんな気持ちにもさせてくれます。
 20年以上前のマンガですが、『エイリアン通り(ストリートと読ませる)』が好きな人なら、きっと楽しめると思います。(2004.12.3)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月24日 (水)

☆『ある朝ジジ・ジャン・ボウはおったまげた!?』

(作:ひらいたかこ  刊:絵本館(1981))

 そりゃ、おったまげるさ。だって、ぼくのだいじなところがぐーんと伸びて、どこまで伸びているのかほからないんだよ! ジジ・ジャン・ボウは、追っかけます。どこまでいっちゃったの? やっと見つけたと思ったら、たいへん、轢かれちゃう!?
 ただただゆかいなお話です。あしたはなにが起こるだろうね。(2006.9.6読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月23日 (火)

『フェアリーショッピング』

(作:サリー・ガードナー  訳:神戸万知  刊:講談社(2007))

 妖精のショッピング街にようこそ! ここでは、妖精に必要なめずらしいものを、いろいろ売っているの。あなたのほしいものは、見つかるかしら?
 画面のあちこちに、英米児童文学ファンにはおなじみのあれこれがちりばめられていて、それを探すのも楽しみな絵本です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月22日 (月)

☆『ありんこぐんだん わはははははは』

(絵/文:武田美穂  刊:理論社(2002))

 砂糖、こぼしちゃ、だめ! ほらきた、ありんこぐんだんだ。どこに隠れたって、だめ! お砂糖のあるところ、どこにでもやってくるんだ、ありんこぐんだん。宇宙に逃げたって、追ってくる!?
 目つきの悪いありんこぐんだんが、なんともいえません……(2004.10.7読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月21日 (日)

☆『アリのちえちゃんのおつかい』

(作:山岡亮平  絵:石部虎二  刊:福音館書店(2000))

 「かがくのとも」382号です。
 クロヤマアリのおかあさんが新しい巣を作り、そこで一番初めに生まれた働きアリのちえちゃんが、初めて餌をとって帰ってくるまでという物語の形で、アリの生態を描いた絵本です。
 ちょうど前日『アンツ』というアリが主人公のCGアニメを見たところで、主人公が働きアリのオスで、最後には次期女王と結ばれるという、実際の生態に反する作品をテレビでみたところだったので、正しい知識が得られてありがたかったです。「アリのちえちゃん、かわいいね」といいながら話を聞いていた4才のむすめは、最後に5年後の巣の様子の絵があって、「働きアリは一年しか生きられないので、ちえちゃんはもういない」というところに、大変ショックを受けていました。どうして一年しか生きられないのかという問いに、納得がいく説明をしてあげられなくて、残念でした。(2000.12.4読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月20日 (土)

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々5 最後の神』

(作:リック・リオーダン  訳:金原瑞人/小林みき  刊:ほるぷ出版(2009))

 シリーズ第5弾、最終巻です。
 オリンポスの神々は、ときに人間と恋をし、子をなす。ハーフと呼ばれる子どもたちは、神未満人間以上の力を持ち、神々の戦いの中で、英雄となることもある。ネプチューンと人間の女性と間に生まれたパーシーは、十六才の誕生日まで生き延びられたら、神々の運命を変える英雄になるかもしれないと預言されているハーフの一人。その誕生日をあと一週間後に控えた日、事態は大きく動き出す。本当に、パーシーが預言の英雄なのか。そして、神々の運命は?
 予想されていた通り、いくつもの死があり、許しがあります。一つの終わりは新たな始まりへの序章。英雄となった者が神々に願ったことは、作者の現実社会への訴えかけでもあるようです。作者に敬意を覚えました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月19日 (金)

☆『ともだちおまじない』

(作:内田麟太郎  絵:降矢なな  刊:偕成社(2006))

 『おれたち、ともだち!』絵本第8弾です。
 ともだちになったキツネとオオカミ。カバーには、「ともだち ほしいひとにだけ きく、ちょいと すてきな おまじない」とあります。本を開くと一つか二つ、五七五の文と、その言葉にあったシーンが描かれています。シリーズにあったシーンに基づいた言葉だったり、そんなこともあるかも、という言葉だったり。「ともだち」について、いろいろ教えてくれる本です。(2006.12.17読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月18日 (木)

☆『ありがとうともだち』

(作:内田麟太郎  絵:降矢なな  刊:偕成社(2003))

 『おれたち、ともだち!』絵本第6弾です。
 海を見たことがないというキツネを、海釣りに連れて行くことにしたオオカミ。前にカジキマグロを釣ったことがあると言ったものの、今日は全然釣れません。それに、カジキマグロのことも、本当はうそなの。キツネをがっかりさせたと思ってあやまるオオカミだけど……
 「ありがとうともだち」のありがとうは、キツネが言ったありがとうと、オオカミが言ったありがとう。海釣りだから海が釣れてよかったというキツネにバンザイ!(2005.8.31読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月17日 (水)

ガン検診に行こう!

 昨年9月に乳ガン健診を受けた病院から、親展の封筒が届いた。
 親展だなんて、五ヶ月もたって、なにが見つかったの!?
 と思いつつ封を切ったら、次回の健診の予約をしましょうというお知らせ。
 種類によっては、十ヶ月先まで予約が入っているそうだ。
 というわけで、去年と同じ時期に健診を受けるためには、そろそろ予約しようね、という……
 このお知らせ、年々早くなる。健診の帰りに次回の予約をすることになる日も、近いに違いない。
 が、予約しようにも、あまりに先で予定の立てようがない(--;)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月16日 (火)

☆『ともだちひきとりや』

(作:内田麟太郎  絵:降矢なな  刊:偕成社(2002))

 『おれたち、ともだち!』絵本第5弾です。
 オオカミとキツネには、気になっていることがあります。あっちで遊んでいるイノシシとイタチ。すぐにけんかになっちゃうみたい。原因はわかっています。イノシシがいばりすぎるのがいけないんです。でも、そう言ったって、イノシシはきかないでしょう。そこで二人は一計を案じ……
 自分の気持ちをコントロールできるようになったオオカミとキツネ。ちょっと余裕があります。ミミズクのじいさんは心配していたけれど、だいじょうぶ、二人はうまくやります。二人の間がぎくしゃくしちゃったときは、だれかの助けを借りるのもいい。黙っていても手を貸してくれるのはもっといい。だけど、気をつけて。大きなお世話にならないように。その点、オオカミとキツネはうまくやったね。うん、よくやった!(2005.8.17読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月15日 (月)

☆『ごめんねともだち』

(作:内田麟太郎  絵:降矢なな  刊:偕成社(2001))

『おれたち、ともだち!』絵本第4弾です。
 けんかしちゃった、オオカミとキツネ。自分が悪いってわかっているオオカミだけど、でも、あやまれないんだ。たった一言言えばいいのに。「ごめんね」ってさ。
 仲直りのタイミングを見つけるのって、むずかしい。だから、勘違いで仲直りできちゃったときは、勘違いだってことはだまってたほうがいい。だいじなのは、仲直りできたっていうことなんだから。兄貴分みたいにオオカミを慕っているキツネだけど、実はキツネのほうが、ちょっとだけオトナかな。(2005.7.6読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月14日 (日)

☆『ともだちくるかな』

(作:内田麟太郎  絵:降矢なな  刊:偕成社(1999))

 オオカミは、さびしくてたまりません。だって、くるはずのともだちがこないのです。さびしいのは、こころがあるせいだ! オオカミはこころをはきだしてしまいます。こころをなくしたオオカミは……
 オオカミがさびしかったのは、ちょっと勘違いをしていたせい。ほんとは、全然さびしくなることなんて、なかったんです。でも、あるよね、こういう勘違い。自分の勘違いのせいで、疑心暗鬼になったり、とてつもなくさびしくなったり。そんなときは、もう一度よく考えてみよう、自分が勘違いしてないかどうか。勘違いしてなかったら……? そんなときは自分から出かけていこう。幸せを探しに。(2005.6.1読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月13日 (土)

☆『ともだちや』

(作:内田麟太郎  絵:降矢なな  刊:偕成社(1998))

 森のなかで、キツネが呼ばわっています。「ともだちやです。ともだちはいりませんか。」 背中にも『ともだちや』ののぼり。一時間百円でさびしいだれかのともだちになるという商売なのです。そんな商売、うまくいくのかしら……。
 当然ながら、そんな商売がうまくいくわけはなく。でも、お金なんかより、もっといいものをみつけたよね。さびしいだれかをなぐさめようとしているひとが一番のさびしがりやというお話でした。(2005.4.27読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月12日 (金)

☆『ありがとう』

(作:川端誠  刊:理論社(1992))

 「あいさつの絵本」というシリーズの中の一冊です。男の子が両親との朝食をすませ、頼まれた牛乳を買いに行き、帰ってくるまでの間のさまざまなシチュエーションでの「ありがとう」が語られています。いちいち「ありがとう」と言わなくても、感謝の気持ちを伝える言葉はいろいろあります。でも、幼児には、まず「ありがとう」の言葉と気持ちを教えることがたいせつかも。(2001.2.6読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月11日 (木)

『妖怪アパートの幽雅な食卓』

(作:香月日輪  刊:講談社(2009))
 『妖怪アパートの幽雅な日常』シリーズ(全十巻)の番外編。
 作中に出てきた超絶美味料理を、妖怪アパートの賄いのるり子さんの日記という形で紹介。
 なにしろ、手首から先しかないるり子さん、こちらの話を聞いてはくれるけれど、お返事は筆談。作中ではほとんど聞けなかった(読めなかった)るり子さんのつぶやきを聞けるのは楽しい。ただし、作中でも夕士が推測したり、ほかの住人から聞いていることをなぞっている感じなので、「えっ、そうだったの!?」という感じはあまりありません。お楽しみは、アパートの見取り図のほうかも。巻頭にいくつかの献立の写真があるのですが、取り上げられている献立全部の写真があったら、もっとうれしかった。献立が献立だから、高くつくだろうけれど。ショートストーリー二編つき。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月10日 (水)

☆『ありがとう』(THE UNEXPECTED PRESENTS)

(作:舟崎克彦  絵:宇野亜喜良  刊:福音館書店(1999))

 「こどものとも年少版」265号です。
 ネズミのピラフくんが、なたねをたべちらしながらお散歩しています。なたねをいれていたかみぶくろに穴が開いていたのに気づかずに。ウサギさんの庭を抜け、リスの住むクルミの木の下を通り、タヌキくんの畑を抜けて。そして、森に秋が来て、冬が過ぎ、春になると、もりのみんながピラフくんのところにやってきます。菜の花を抱えて。
 知らずに種蒔きしてあるいていたピラフくん。種は育って、愛らしい花を咲かせ、森のみんなにも、ピラフくんにも思いがけない贈り物になったのでした。(2000.8.2読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 9日 (火)

『霊界交渉人ショウタ 〈2〉月光電気館の幽霊』

(作:斉藤洋 絵:市井あさ  刊:ポプラ社(2009))
 シリーズ第二作です。
 幽霊が見える小学生ショウタは、大手建設会社重役である父の依頼で、会社が新しく建てたビルにでる幽霊に、立ち退いてくれるよう、交渉に行く。今回のビルは、浪人やらカウボーイ風の2人組やら着物姿の女やら、やたらに人数が多い。あげくには、戦車の幽霊まで……
 家に住み着いている3人の幽霊たちとともに、ビルの幽霊たちの元締めを探すと……
 交渉までに出てくる幽霊たちとの対決と比べると、交渉のほうはあっけないかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 8日 (月)

『霊界交渉人ショウタ 〈1〉音楽室の幽霊』

(作:斉藤洋 絵:市井あさ  刊:ポプラ社(2009))
 幽霊が見える小学生ショウタは、大手建設会社重役である父の依頼で、会社が取り壊そうとしている小学校に住み着いている幽霊たちに、立ち退いてくれるよう、交渉に行くことに。超個性的な幽霊たちと交渉をまとめることができるのか?
 いかにも小学校にいそうな幽霊たちだけど、ちょっと古いかも。でも、学校の幽霊の基本は今も変わらないのかな。こんな小学生いないよ!と思いつつも、楽しめます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 7日 (日)

☆『あらら ありゃりゃ』

(文:小長谷清実  絵:五辻盈  刊:福音館書店(1999))

 「こどものとも年少版」262号です。
 おなかがベビーカーのカンガルーかあさんや、くちばしがフライパンになっているペリカンのコックや、やかん頭のゾウさん。そんなユニークな姿の動物たちが、「あらら ありゃりゃ」 ちょっと困ったことに。なぜそうなるのかは、配本時点で2才半だったこどもにはむずかしかったようですが、「あらら ありゃりゃ」ということばのくりかえしはおかしかったようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 6日 (土)

土曜夜の渋滞のわけ

夜の七時頃、車で近所を走ることがある。
月〜金は、買い物車も少なくなり、通勤車も早く帰る組と遅くなる組のすき間らしく、そんなには混まない道だ。
それが、土曜日になると、混む。行楽帰りがそんなに多いのかなと思っていたら、今日、そのわけがわかったような気がした。
デリバリィのバイクだ。
詰まっているわけでもないのに、ノロノロになっているときに、その先頭にいたり、信号のない細い道のほうに曲がろうとしていたり。
そうだったのかと、妙に納得した。
というわけで、土曜日は、早めに出ようと、頭の中にメモメモ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 5日 (金)

『かきねのむこうはアフリカ』

(文:バルト・ムイヤールト  絵:アンナ・ヘグルンド  訳:佐伯愛子  刊:ほるぷ出版(2001))

 ずらっと八軒並んだ家の庭は、どこも同じようになっている。ぼくの隣の家を抜かして。その家には、フランス語を話すおじさんと、カメルーンていうアフリカの国から来た女の人、そして子どもたちが住んでいる。ある日女の人は庭に穴を掘り始めた。そして……
 知らない世界との出会い、異質なものを受け入れられる心。心を開けば、世界も広がるよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 4日 (木)

☆『まんげつのよるに』

(作:きむらゆういち  絵:あべ弘士  刊:講談社(2005))

 『あらしのよるに』シリーズ第七巻です。
 あらしのなかで出会い、なぜかともだちになってしまったオオカミのガブとヤギのメイ。当然、それぞれの仲間に理解されるはずもなく、ふたりは安住の地を求めて旅へ。そして、吹雪の中でメイは衰弱し、ガブはなだれにのまれる…… というのが前作までのお話。この本の帯に「あのままでは終われなかった。」とあるように、救いがほしい終わり方でした。そして、新しい終わりがこの本。
 メイは生き続けた。そして、ガブも生きていた! しかし、再会は甘いものではなかった。さらに過酷な運命。そして、癒し。でるタイミングが違えば、もう少し感動できたんだけどなぁ。さらに先の運命は、小学館から出ている『小説 あらしのよるに』で読むことができます。(2006.5.14読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 3日 (水)

☆『ふぶきのあした』

(作:きむらゆういち  絵:あべ弘士  刊:講談社(2002))

 『あらしのよるに』シリーズ、6作目、最終巻です。
 「あらしのよるに」、相手がだれかわからないまま出会ったヤギのメイとオオカミのガブ。秘密の友だちになって、仲間に隠れて会っていたのだけれど、とうとう見つかってしまいました。仲間から離れて、2ひきで生きていける場所を探しに旅だったのですが……
 吹雪の山越えに挑むヤギのメイとオオカミのガブ。でも、メイには寒さが厳しすぎるし、オオカミたちが追ってきます。このままでは、共倒れになってしまう。ガブは、メイを群れに戻そうと、下手な嘘をつきます。でも、下手な嘘だから、メイには見破られていて。
 「いのちを かけても いい ともだち」のために、それぞれ、自分の「いのち」を差し出します。生き残ったメイは、ガブの名を呼び続けて。
 読み終わって、小学一年生のむすめ曰く、「どっちかがいなくなっちゃうと思ってたよ。ヤギとオオカミだもん」 でも、わたしは、「いやあ、ひどい目に遭いましたぜ」と言って、雪まみれになったガブが現れる、そんな続刊を読みたいと思うのです。(2003.4.30読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 2日 (火)

☆『どしゃぶりのひに』

(作:きむらゆういち  絵:あべ弘士  刊:講談社(2002))

 『あらしのよるに』シリーズ、5作目です。
 「あらしのよるに」、相手がだれかわからないまま出会ったヤギのメイとオオカミのガブ。それぞれ仲間には秘密の友だちになったふたりだけれど、たいへん、仲間たちが2ひきのおつきあいに気づいたようです!
 合図を決めて、こっそり会っていた2ひきですが、その関係が、周り中に知られてしまいます。もちろん、それぞれの仲間にも。仲間たちに、オオカミの居場所を聞き出してこいと言われるメイ。ガブのほうも同様です。つらい使命を抱いて、再会した2ひきですが……
 ずっといっしょに過ごしてきた仲間より、だいじなだれかができる。それは、ヤギにもオオカミにもヒトにもあることだけど、その「だれか」が、仲間にとっての敵となると、話は違います。仲間か「だれか」か。メイとガブにとっては、究極の選択です。秘密が秘密になったとき、2ひきに選べるのは、どちらを裏切るか、だけ。仲間より友情を選んだ2ひきに、どしゃぶりの雨は冷たくて。でも、互いのぬくもりを感じるのはうれしくて。ヤギとオオカミの間に友情が成り立つはずはないのだけれど、でも、明るい未来を願わずにはいられません。(2003.4.30読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 1日 (月)

☆『きりのなかで』

(作:きむらゆういち  絵:あべ弘士  刊:講談社(2002))

 『あらしのよるに』シリーズ、4作目です。
 「あらしのよるに」、相手がだれかわからないまま出会ったヤギのメイとオオカミのガブ。それぞれ仲間には秘密の友だちになって、仲間からガブのことを隠しきったメイだけど、今度は、ガブの仲間がやってきました。もちろん、メイを狙っているのです。ガブはメイを守りきれるでしょうか……
 友情か仲間かの選択をつきつけられることになってしまったガブ。のどかというより、のんきだったこの物語も、緊迫した事態になってしまいました。霧にまぎれて逃げるふたり。オオカミは嫌いだけど、ガブはだいじな友だちだと思うメイ。ヤギの肉は好きだけれど、友だちはもっと好きだと言うガブ。2ひきがいいなら、ほっておいてあげてよ、と、ヤギとオオカミに言いたくなるけれど、生き物の掟は、そう簡単に変えることはできません。2ひきの前途を覆う霧が、すっきりと晴れ上がるといいのですが。(2003.4.30読了)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »