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2010年1月31日 (日)

☆『くものきれまに』

(作:きむらゆういち  絵:あべ弘士  刊:講談社(2002))

 『あらしのよるに』シリーズ、3作目です。
 あらしのよるに」、相手がだれかわからないまま出会ったヤギのメイとオオカミのガブ。今では、すっかりなかよし。でも、仲間には絶対言えない、「秘密の友だち」です。秘密を守るのって、とってもたいへん。
 待ち合わせ場所に向かうところを、仲間のヤギに見つかってしまったメイ。心配してくれるのはうれしいけれど、隠れているガブに聞こえるところで、オオカミの悪口を言うはめに。しまいには、ガブに手を振っているところを見られて、オオカミを追い払っていると勘違いされたり。ヤギとオオカミの友情なんて、絶対ありっこないと思いつつも、なんだか納得してしまったり。がんばれ、メイ。負けるな、ガブ。空腹の誘惑にね。(2003.4.30読了)

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2010年1月30日 (土)

☆『あるはれたひに』

(作:きむらゆういち  絵:あべ弘士  刊:講談社(2001))

 『あらしのよるに』シリーズ、2作目です。
 「あらしのよるに」、相手がだれかわからないまま出会ったヤギとオオカミ。別れたときの約束通り、次の日、同じ小屋の前で再会します。もちろん、相手の正体を知って、びっくりです。しかし、夕べ暗やみで嵐の恐怖を一緒に乗り越えた2人の間には、友情が芽生えていました。ヤギとオオカミは、それぞれ持ってきたお弁当を食べに、ながめのいいところに行くことになりますが……
 再会したときにはオオカミはすでにおなかが空いているし、途中でお弁当をおっこどしちゃうし、大好物はなんといってもヤギだし。でも、このヤギは、友だちだし。
 はらぺこのオオカミの葛藤。食べられるのではないかと内心おびえているヤギ。でも、友だちなんだ!
 この、壮絶な友情の物語は、まだまだ続きます。(2003.3.21読了)

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2010年1月29日 (金)

☆『あらしのよるに』

(作:きむらゆういち  絵:あべ弘士  刊:講談社(2000))

 嵐の夜、ヤギが壊れかけた小屋に逃げ込みます。そこには先客が。暗やみの中で2人は、お互いを自分の仲間と思いこみますが、こちらはヤギ。相手はオオカミなのでした……
 暗やみ中で、なぜか話があってしまう2人。時々危ない一言があったり、稲光で明るくなったりするのだけれど、運がいいことに、相手の正体に気がつかないのね。しかも、朝、「あした、また、ここで会いましょう」なんて約束しちゃって、お別れするし。なにしろ、暗やみの中で出会って別れる2人だから、明るいところで会っても、相手がわかるかどうか。というわけで決めた合い言葉は、「あらしのよるに」 ああ、あした、どうなっちゃうのかしら!
 続きは、『あるはれたひに』で、どうぞ。(2003.3.20読了)

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2010年1月28日 (木)

☆『あらいぐまとねずみたち』

(作/絵:大友康夫  刊:福音館書店(1974))

 「こどものとも」217号です。
 あるひ、あらいぐまさんの家から、じゃがいもや豆が盗まれました!! こぼれた豆をたどっていくと、ねずみたちを発見。見れば、じゃがいもや豆だけでなく、今までなくなったあれこれを、ねずみたちが使っているではありませんか。あらいぐまさんは、怒ってねずみをひっつかまえました。ところが、ねずみたちの窮状を聞くと、あらいぐまさんは同情して……
 なんだか、ひたすら気のいいあらいぐま一家です。でも、ねずみたちも恩返ししているから、ま、いいか。あらいぐまさんが手伝って建てたねずみたちの家、なかなかすてきです。(2002.12.12読了)

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2010年1月27日 (水)

『エドワルド せかいでいちばんおぞましいおとこのこ』

(作:ジョン・バーニンガム  訳:千葉茂樹  刊:ほるぷ出版(2006))

 エドワルドは、どこにでもいる、ふつうの男の子。だけど、みんなにらんぼうだとか、いじわるだとか言われたら、ますますらんぼうに、いじわるになっちゃう。みんな言うんだ。エドワルドは、世界で一番おぞましい男の子だって。でも、ね。
 周りのちょっとした言葉や態度で、子どもは変わりうるということを、ユーモラスに語っています。反省するおとなも、救いを感じるこどももいることでしょう。

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2010年1月26日 (火)

☆『あやとりひめ』

(作:森山京  絵:飯野和好  刊:理論社(1998))

 「五色の糸の物語」というサブタイトルがついています。
 貧しい暮らしの中で母がむすめに残したのは、五色のあやとりひもだけだった。むすめは、あやとりひもの助けで苦難を乗り越え、しあわせをつかむ。
 三枚のお札のように、むすめがあやとりで作ったものが本当の山や橋になって、むすめを助けます。心優しいむすめに幸せが訪れる、民話風のお話です。(2004.3.5読了)

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2010年1月25日 (月)

☆『あやちゃんのうまれたひ』

(作/絵:浜田桂子  刊:福音館書店(1984))

 こどものとも345号です。
 もうすぐあやちゃんの誕生日です。おかあさんは、あやちゃんが生まれた日のことを話してくれます。
 弟妹が生まれる話はよくありますが、これは自分が生まれたときのことをきく話です。おかあさんが読んであげると、きゅんとくるかも。弟妹が生まれる話は、こどもは弟妹をほしがる、しかし親には次の子を持つ予定はない場合にはなかなか読んであげにくいものがありますが、本人が生まれたときの話なら、安心だ...と思ってしまいました。下の子が生まれるので不安になっている子に読んであげるのもいいかも。
 五才のむすめ曰く、「いい話なんだよねぇ」(2001.11.9読了)

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2010年1月24日 (日)

『まじょのふるどうぐや』

(作:佐々木マキ  刊:福音館書店(1994))

 「こどものとも」566号です。
 きのこ(女の子の名前です)といぬが、いつものように森へ散歩に行くと、みたことのない家が。こんな家あったっけ? はいってみると、だれもいない。でも、どこからか、「きれいにしてくれぇ……」という小さなかすれた声が。ほこりだらけの鏡をふいてみると……?
 まじょときのことイワンのシリーズ、三作目です。おなじみのメンバーが、おなじみの展開を繰り広げるのですが、ワンパターンでも笑えます。こどもにとっては、予想できる楽しさというところでしょうか。さて、魔女のマージョリー、次はなにをするのかな。

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2010年1月23日 (土)

聞き間違い?

地下鉄に乗っていたら、
「発車間際の飛び込み乗車は、危険ですのでおやめください」
えっ? 飛び込み?
ふつうは、駆け込みだよね? そりゃ、駆けてきて、車両に飛び込んでくるけれど。
でも、鉄道的に、『飛び込み』っていうのは、ちょっとナニだよね?
やっぱり、『駆け込み』の聞き間違いかな……?

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2010年1月22日 (金)

☆『まじょのすいぞくかん』

(作:佐々木マキ  刊:福音館書店(2000))

 「こどものとも」533号です。
 おんなのこといぬが、いつものように森へ散歩に行くと、水族館が。こんなところに水族館なんてあったっけ? はいってみると、はんぎょじんとほかにめずらしいさかなの水槽がみっつ。と、どこからか、「たすけてくれえ」というちっちゃな声が。声の元は水槽みたい。なぜ?
 この絵、どこかでみた...!? そう、『まじょのかんづめ』とそっくりなんです、最後のページ。読み返してみるとおはなしの構成も。おんなのこといぬが同じなのはわかったけれど、被害者たちも同じ、もちろん魔女も。でも、そっくりに見える最後のページの魔女がもっている紙袋のライン、前回は緑だったけれど、今回は赤になっていて、四才のむすめにはそれがたいそううけていました。「このおかえしは いつかしてやるからね」とつぶやきながら地球の回りを飛び続けているという魔女が、次はなにをしでかすか、とても楽しみです。(2000.10.8読了)

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2010年1月21日 (木)

☆『まじょのかんづめ』

(作:佐々木マキ  刊:福音館書店(1994))

 「こどものとも」454号です。
 おんなのこといぬが、いつものように森へ散歩に行くと、みたことのない家が。こんな家あったっけ? はいってみると、だれもいない。でも、どこからか、「たすけてくれえ」というちっちゃな声が。声の元はテーブルの上のかんづめ。なぜ?
 タイトルを読んだとき、魔女が缶詰に閉じこめられているのかと思いました。さて、本当は? 3才のむすめは、缶詰から「だれか」が出てくる絵がおもしろくて、借りたようです。(1999.11.10読了)

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2010年1月20日 (水)

『ねずみのいえさがし』

(作:ヘレン・ピアス  訳:まつおかきょうこ  刊:童話屋(1984))

 ねずみは、家を探しています。でも、ちょうどいい家を見つけるのはむずかしい。住み心地のいい、家はどこ?
 写真絵本です。ねずみが愛らしく、みんな、一生懸命生きているんだね、という気持ちになります。

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2010年1月19日 (火)

☆『雨ふりマウス』

(作:竹下文子  絵:植田真  刊:アリス館(2000))

 新築の家にいきなり現れたお客さん。ぼくにしかみえないミドリさんに出会って以来、ぼくの周りには不思議がいっぱい。すてきで不思議なミドリさんだけど、不吉な予言をする。そして、ぼくのまわりに「雨ふりマウス」がちょろちょろしているそのわけは?
 ミドリさんに象徴されるミドリのイメージに彩られた物語です。ミキトくんに訪れた不思議は、自分でもちょっと体験してみたい気もするけれど、やっぱり大変……ですね。でも、気がついていないだけで、こういうこと、どこかで起きているような気がします。(2002.10.23読了)

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2010年1月18日 (月)

☆『あめふり』(We Prefer Shiny Day!)

(作:さとうわきこ  刊:福音館書店(1984))

 「こどものとも」388号です。
 ばばばあちゃんのシリーズの一冊です。続く雨降りに、ばばばあちゃんのおうちは川に呑まれそう。でも、だまって成りゆきにまかせるばばばあちゃんではありません。ばばばあちゃんvsかみなりたちは、やはりばばばあちゃんの勝ちなのでした。
 しっかり肝の据わったばばばあちゃん。雨がほしくなったら、またなにかいい手を考えるのでしょうね。(2000.4.11読了)

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2010年1月17日 (日)

『弥太郎伝』?

 大河ドラマ『龍馬伝』を見ている。家族で、なんだか、岩崎弥太郎のほうが主人公みたい、と思っていたら、どうやら、一般的な感想らしい。あの弥太郎が、どうやって大財閥を作り上げたのかと思うと、実に興味深い。
 むすめは、『あねご伝』というタイトルで、歴史に名を残した女性たちを主人公に、1話完結で半年くらいやってみたらどうかな、などと言っている。
 ちなみに、Wikipediaで岩崎弥太郎を検索してみたところ、勉学熱心なところは母上から、放蕩者なところは父上から受け継いでいるようだ。それにしても、どうやってのし上がったのだろう……?

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2010年1月16日 (土)

☆『あめふらし』

(作:グリム  絵:出九根育  訳:天沼春樹  刊:パロル舎(2001))

 12の窓を持つ塔に住む姫君は、とっても、わがまま。自分に見つけられないところに隠れられた男と結婚する。でも、見つけたそのときには首をさらしものに……。そんな姫君の100人目の求婚者となった若者は、見逃してやったカラスと魚、キツネの助けを得て、みごとに隠れぬく。
 民話にはほかにもあるパターンのお話です。せっかく若者には助けてもらえたのに、姫君に殺されちゃうカラスと魚が気の毒なような。アメフラシが走るっていったい?とか、なんとなく素直に受けとめられないお話でした。そういうお話なんだから、しょうがないけど。大人が眺める分には趣のある絵けれど、子どもにはトラウマになるかも。(2005.12.7読了)

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2010年1月15日 (金)

☆『アマンダとまほうのはたけ』(Amanda and the Magic Garden)

(作:ジョン・ヒンメルマン  訳:幾島幸子  刊:アルク)

 『まほうをかけられたまじょのアマンダ』の続きのお話です。
 ある日魔女のアマンダのもとに、トロールが訪ねてきました。どうやらこのトロール、魔法の押し売りらしく、あやしげな魔法の道具を押しつけようとしますが、どれも人に迷惑をかけるようなものばかりなので、アマンダは断ります。そこでトロールは、「おばけやさいのたね」を置いていきます。どうやら悪いものではないらしい。アマンダが種をまいて世話をすると、とっても大きな野菜がごろごろ。よろこんだアマンダだけど、こっそり食べた森の動物たちが、どんどん大きくなっちゃって...
 続きがあればいいなぁと思っていたおはなしの続きが見つかったので、ワクワクして借りてきました。
 相変わらずいい性格のアマンダ、自分を困らせたトロールに腹を立てはしないのだけれど、ちゃんとアマンダ流の仕返し(アマンダの場合、この語は相応しくない気がするけれど)は考えているんですね。(2000.3.15読了)

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2010年1月14日 (木)

『ササフラス・スプリングスの七不思議』

(作:ベティ・G・パーニィ  マット・フェラン:  訳:清水奈緒子  刊:評論社(2009))

 田舎町を出て、世界の不思議を見てみたい。
 そう願う11才のエベンに、父さんは約束した。
 このササフラス・スプリングスの町で、一週間のうちに七つの不思議を発見したら、コロラド行きの切符を買ってやろう。
 退屈なこの町に、不思議なんてあるものかと思うエベン。でも、コロラドには行ってみたい。エベンは不思議探しを始める……
 エベンが巡り会う不思議には、どれも胸を打つものがある。その人の人生に、大きな影響を与えていて。世界に目を向けることも大切だけれど、その前に身近なところに目を向けてみよう。まずは隣人に。だれにだって、不思議はある。大切なのは、どのくらい珍しいことかということではなく、どのくらいその人に変化をもたらしたかということではないかと思う。あなたの町にも、不思議はいっぱいある。きっと。

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2010年1月13日 (水)

☆『まほうをかけられたまじょのアマンダ』

(作:ジョン・ヒンメルマン  訳:幾島幸子  刊:アルク)

 お天気のいい日、魔女のアマンダはいいことをしたい気分になって、がまがえるに三つの願いを叶える約束をします。ところが、がまがえるは、魔女になることを望み、アマンダをがまがえるにしてしまいます。でも、がまがえるは、使いこなせない魔法で困ったことになってしまって...
 いいなあ、このアマンダの性格。もっとも、「いいことをしたい気分」だからかもしれませんが。アマンダにはほかにもいろいろな話がありそうで(実際に書かれているかはわかりません。そういうものを感じさせるキャラクターだということです)、もっと読んでみたいと思わされます。手元に置いておきたい本の一つです。(2000.3.3読了)

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2010年1月12日 (火)

『世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら』

(文・絵:池谷剛一  刊:パロル舎(2007))

 もし、世界にたった一つしかクリスマスツリーがなかったら、あなたはなにを飾りますか? もしも、そのたった一つしかないクリスマスツリーが枯れそうになったら?
 一読すると、心温まる物語なのですが、でも、クリスマスツリーって、キリスト教のものだし、世界にキリスト教徒しかいないわけではないし、と、気づいてしまったとたん、「世界にクリスマスツリーが一本しかなかったら、世界中の人がその一本のクリスマスツリーに飾り付けをしにくる」という考え方自体が傲慢というか、世界にはいろいろな人がいるという観点が抜け落ちているのだと気になりました。『クリスマスツリー』でなければ、問題はなかったのですが。
 世界の平和を願って書かれた物語なのだと思います。それだけに、もう一歩踏み込んで考えて欲しかったと思います。

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2010年1月11日 (月)

『かしこいモリー』

(再話:ウォルター・デ・ラ・メア  絵:エロール・ル・カイン  訳:中川千尋  刊:ほるぷ出版(2009))
 家を出された三姉妹が、末娘のモリーの知恵のおかげで幸せをつかむ、イギリスの民話の再話です。
 よく知られた民話ですが、デ・ラ・メアの再話も、ル・カインの絵も、中川さんの訳も魅力的です。特に、ラストページのモリーがすてきです!

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2010年1月10日 (日)

☆『アマーリア姫とこうもり城』

(作:アレクサンドラ・フィッシャー=フーノルト  絵:ユーリア・ギンスバッハ  訳:松沢あさか  刊:さ・え・ら書房(2002))

 『王立ユウレイ学校のなかまたち』シリーズ一巻目です。
 ユウレイのアマーリア姫に、ついに、王立ユウレイ学校受験のチャンスが来ました。この学校で勉強しなければ、あこがれのお城ユウレイになれないのに、ずっと女の子の入学を認めていなかったのです。チャンスは来ましたが、入学するためには、課題をクリアしなければなりません。アマーリアに与えられた課題は、こうもり城の秘密を手に入れること。卑怯なライバルにじゃまされるけど、人間の男の子フィンを仲間に、アマーリアは課題に挑戦します。絶対、王立ユウレイ学校に入るという、固い決意の元に。
 なかなか楽しく、味のあるキャラクターたちが登場するシリーズの開幕です。
 元気で、勇気がある女の子の話が好きです。本作のアマーリア姫も、そんな女の子の一人です。ユウレイだけど。
 何百年も女の子の入学を拒んできた学校ということなので、性差別の問題もこの先出てくるのかな。アマーリアが学校に入っちゃうと、フィンとのおつきあいはどうなっちゃうのかな、とか、先がなにかと気になるところですが、元気なアマーリア姫の活躍に、期待したいです。でも、よく考えると、子どものユウレイだなんて、不幸ですよね……(2003.7.25読了)

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2010年1月 9日 (土)

『おたんじょうびおめでとう あまのじゃくのてんこちゃん』(Birthday Happy Contrary Mary)

(作:アニタ・ジェラーム  訳:おがわひとみ  刊:評論社(1998))

 ねずみのてんこちゃんは、あまのじゃく。誕生日だというのに、相変わらずやることなすこと、あべこべ、さかさま。誕生日のパーティだって、楽しんでいるのかどうか。そこで、パパは……
 前作『あまのじゃくのてんこちゃん』と比べると、おもしろいと思えません。誕生日という楽しいはずの日を、自分でだいなしにしているように見えるからかな。英語で読めば、もっとおもしろいのかもしれませんが。もちろん、てんこちゃんがやっていることに、にやりとできる場面もあるのですが。対象年齢のこどもには、楽しめるのかも。

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2010年1月 8日 (金)

☆『あまのじゃくのてんこちゃん』(Contrary Mary)

(作:アニタ・ジェラーム  訳:おがわひとみ  刊:評論社(1996))

 ねずみのてんこちゃんは、あさからごきげんななめ。目が覚めたらあまのじゃくになっていたのです。だから、やることなすことすべてさかさま。くつはあべこべだし、雨だけど、傘も差しません。一日中あまのじゃくを続けるてんこちゃんに、ママはいいことを思いつきました……
 こどもたちを安心させてくれるような本です。どんなにあまのじゃくでも、ママはやっぱりてんこちゃんがかわいいんです。どんなに手を焼いても、怒らずにユーモアで返せるママに乾杯!(2002.6.12読了)

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2010年1月 7日 (木)

『うわさのがっこう』

(作:きたやまようこ  刊:講談社(2006))
 「へんなしゅくだいのうわさ」というサブタイトルがついています。
 野原の喫茶店で、虫たちがうわさしています。森のどこかに古い学校があるのだけれど、へんな宿題がでるんですって……
 へびの先生とかわいい生徒たちの、ちょっとへんで、ちょっと行ってみたい学校のお話です。うわさしている虫たちもおもしろいです。

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2010年1月 6日 (水)

『思い出を切りぬくとき』

(作:萩尾望都  刊:あんず堂(1998))
 漫画家萩尾望都の雑誌掲載エッセイをまとめた本です。
 昭和24年デビューの漫画家が、1970〜80年代に連載していたものなので、しみじみ時代を感じる部分もあるけれど、今に通じるところもいっぱいあります。
 書き手の基本スタンスが、「みんな、私以外が悪いのよ!」ではなく、「世の中には私とは違う考え方や感じ方をする人も多いのか……」という感じで、それが、優越感でもなく、卑屈になっているのでもなく、「ああ、そうなんだよねえ」という安心感(?)があります。
 2009年に、河出書房より文庫が出ましたが、イラストは少ないそうです。

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2010年1月 5日 (火)

魔術師マーリン

 年末に放送していた『魔術師マーリン』の最終回を、やっと見た。
 いかにも半端な終わり方だったので公式ホームページを調べたら、やはり今回のは第一シリーズの最終回で、イギリスでは、現在第二シリーズ放送中だそうだ。
 アーサー王伝説は大雑把にしか知らないのだけれど、それでも知っている伝説とドラマの設定があれこれ違っていて、「?」なところも多い。一部は、あとあと修正(?)されて、一般的な(?)伝説とおなじところに落ち着くようだけれど、落ち着きようのない相違もかなりありそうだ。
 その点については、そもそも伝説であって、その段階でいろいろな説があるのだから、ドラマで描かれているような説もあるのかも、と思うしかないので(アーサーの生まれ方の経緯なんて、お子ちゃまには説明しにくいし)、それはそれとして楽しむとして、どうにも違和感のあるところが。
 魔法使いって、爆発するの?
 マーリンは何人かの魔法の使い手を倒すのだけれど、その際、相手が爆発してしまうことがあるのである。マーリンが使う魔法が、そういう効果を持っているということなのかもしれないけれど、その爆発の仕方が、こどもの頃見た戦隊もので敵がやられるときみたいで、そういうシーンになるたび、「?」な気分になる。霧散してくれれば、「そうだろうな」という気がするのだけれど。
 そもそも、「魔法でやられるときはこうなる」という決まりがあるわけではないので、「こういうこともあるのか」と思うしかないのだけれど。
 ともあれ、第二シリーズの放送が楽しみだ。

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2010年1月 4日 (月)

☆『アマガエルとくらす』

(文:山内祥子  絵:片山健  刊:福音館書店(1999))

  ある日台所に迷い込んできたアマガエル。次の年もやってきたことからアマガエルと暮らすことになった元学校の先生による観察記録です。記録というよりは、アマガエルと暮らした日々の思い出語りという感じです。
 生き物を「飼う」のではなく、ともに「暮らす」という感覚を教えてくれます。カエルが、こんなに人間を覚えて意識する生き物だとは思いませんでした。大げさな言葉はなく、それだけにいっそう心に響きます。(2004.12.26読了)

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2010年1月 3日 (日)

あの猫はどこに

半年くらい前、がりがりに痩せた中猫が二匹、近所をうろうろしていた。やけに人なつっこい猫だったから、元飼い猫だったに違いない。しばらくいついていて、元々いた半飼われ猫をおびやかしていたのだけれど、道路工事が始まったら、見かけなくなってしまった。どこかの家に保護されているのかとも期待していたけれどまるっきり見かけなくなってしまった。残念。といっても、住んでいる団地では飼ってはいけないので、いないのが当たり前なんだけど……

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2010年1月 2日 (土)

☆『アフリカないしょだけどほんとだよ』

(作:竹下文子  絵:高畠純  刊:ポプラ社(2003))

 バナナを持っていくと、ワニがごきげんになるって知ってる? ないしょだけど、ほんとだよ。はみがきがきらいなライオンがどうなったか知ってる? ないしょだけど、ほんとだよ。
 アフリカを舞台にした、5つの短いお話でできています。とぼけたところもあるけれど、かわいいお話になっています。(2003.12.9読了)

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2010年1月 1日 (金)

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

 今日、ネイチャーツアーに参加してきて聞いた話。
「小さい鳥はひまわりの種を食べない。なぜなら、
 種を割るために消費するエネルギーが、種を食べることで得られるエネルギーより大きいから。
 でも、種をたやすく割れる鳥は、ひまわりの種を食べる。種はカロリーが高いから」
 そう、鳥や動物の大好きな種やナッツはカロリーがとても高い。
 彼らはそれを命がけで食べているので、カロリーが高くても太りません。
 でも、私は……

 というわけで、
「ナッツを食べるのは控えよう」
が、新年の誓いの一つになったのでした。

 という私ですが、
今年もよろしくお願い申し上げます。

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