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2009年10月30日 (金)

『すみれちゃんのあついなつ』

(作:石井睦美  絵:黒井健  刊:偕成社(2009))

『わたしはすみれ』シリーズ第三弾です。
 おしゃれでおしゃまなすみれちゃんは2年生になりました。学校はとっても楽しいけれど、夏休みになってママは宿題ってうるさいし、妹のかりんちゃんのめんどうをみるのは大変だし。やってられない気持ちになったすみれちゃんは、ついに家出を!
 小さいときからなかなか哲学的だったすみれちゃん。気に入った言葉をノートに集め始めます。ノートが何冊も言葉でいっぱいになったら作家になれると信じて。
 おしゃまでおしゃれ、そして、とってもすてきな〝自分自身〟を持ったすみれちゃんの今後の成長ぶりが楽しみです。

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2009年10月24日 (土)

『月の剣の物語 抜けなくなった剣』

(作:かとうじゅんこ  絵:あべ弘士  刊:理論社(2009))

 川辺に住み着いたビーバーが〈月の剣〉という名剣を持つ剣術使いだが、もう剣は抜かない、ビーバーに剣の話を聞いてもいけないと言われた小さなうさぎの子は、周りにうそをついてビーバーに話を聞きに行く。ビーバーはうさぎの子に〈月の剣〉を持つことになり、その剣が抜けなくなったいきさつを語る……
 数多くの魔物を倒し続け、魔物野の悲しみに取り憑かれてしまったビーバー。その悲しみを解きほぐすうさぎの子。悲しみを超えたところに、人生の真実があると思わせられる物語でした。

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2009年10月21日 (水)

『リリィのさんぽ』

(作・絵:きたむらさとし  刊:大日本絵画(1989))

 リリィは子犬のニッキーと散歩をするのが大好きな女の子。散歩の時って、いろんなものが見つかって楽しいね。
 という文章に添えられているのは、ニッキーのおびえた姿。だって、ニッキー、散歩の時にすぐになにかこわいものを見つけちゃうんだもの。リリィののんびり楽しんでいる様子とニッキーとの対比がおかしい絵本です。
 うがった見方をすれば、楽しんでいるときには人の痛みには気づかない……という教訓絵本だったりはしないよね?

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2009年10月20日 (火)

インフルエンザその後

 あっさり治ったむすめのインフルエンザ。
 発症した日に実家で弟一家と過ごしていたので、だれか発病するのではないかと冷や冷やしていた。
 甥っ子たちも心配だけれど、両親及び弟は、ワクチンの優先接種を受けられる類の病気をもっているのだ。どこからか「発症!」という連絡があるのではないかとびくびくして過ごしていたけれど、どうやらみんな無事。ほっとしたところで、夫からメール。
「簡易検査の結果、インフルエンザでした。帰ります」
 のどが痛いと言っていた夫。仕事を抜け出していった耳鼻科で、検査を受けたそうだ。
 熱はないし、のどの腫れにもインフルエンザの気配はない。でも、お子さんがインフルエンザにかかったというのなら、検査しましょう、という流れだったそうで。
 即座にタミフルを飲み出したおかげか、発熱はなし。のどの痛みと頭痛ですんだようです。
 最近は検査薬不足もあって、熱が高くなってから半日以上たっていないと検査してくれないことも多いらしいから、調べてもらえてラッキーだったのかも。
 で、私自身。
 発症していないけれど、うつっていないとも思えないし。
 熱が高くならないケースもあって、気づかないうちにかかって治っていることも、という話も聞くので、それではないかと期待半分。なにしろ、何一つ優先してもらう理由がないので、新型インフルエンザの予防接種を受けられるのは最後の最後。とりあえず季節性のほうだけは予約できたので、月末に行ってきます。

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2009年10月14日 (水)

インフルエンザがやってきた

 日曜日の昼前、中一のむすめ、くしゃみと鼻水が止まらなくなる。もともと通年性の花粉症持ち、熱もないし、当然花粉症と思っていたら、月曜の朝、39.4度の熱!
 幸いかかりつけの小児科が休日診療をしていたので、病院へ。予想をはるかに超えるインフルエンザ患者の山!
 先生は、「インフルエンザに間違いないと思うけれど、今検査してもウイルスは出ないから、痛い思いをして検査することはないですよ」と、いわゆる風邪のときの薬と、インフルエンザ患者が使っても大丈夫な解熱剤を処方してくれる。二時間待って、三分の診療。うちの子よりずっとつらそうな子どもがたくさん待っていることを思うと、ねばる気にもなれず、退散。検査しないのも、痛い思い云々だけでなく、貴重な検査薬を無駄遣いしたくないというのもあったんじゃないかとも思う。
 解熱剤を飲んでも38.5度までしか下がらない。でも、熱が高くなってから、くしゃみと鼻水は完璧にストップしたし、関節痛もない。本当にインフルエンザ? しかも、翌朝には37.5度に。でも、検査をしたらインフルエンザ陽性。リレンザを処方される。
 そして、翌日には一日平熱。治ったらしい。あっさりと。明日、治癒証明をもらいにもう一度病院に行く。
 こんなにあっさり済む保証があるなら、いっそ、かかっちゃったほうが楽なくらいだけれど、そういう保証はどこにもない。今日も子どもの死者の報道があった。痛ましいことだ。うちの子は運が良かったと、喜ぶべきなのだろうな。

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2009年10月10日 (土)

『消えちゃったドラゴン』

(作:パトリシア・C.リーデ  訳:田中亜希子  刊:東京創元社(2009))

 『魔法の森』シリーズ第二弾です。
 魔法の森の若き王メンダンバーは、王国の一大事にドラゴンが関わっているらしいと知り、ドラゴンのキング・カズールに会いに行く。しかし、ドラゴンの洞窟にはカズールはおらず、メンダンバーはカズールの料理長兼図書長官のシモリーンとともに、カズールを探しに行くことに……
 このシモリーンこそ、前作『囚われちゃったお姫さま』で大活躍のお姫さま。二人の冒険の結末は? カズールは見つかるの?
 前作同様、おとぎ話のパロディ満載のひねりの効いた物語です。シモリーンとメンダンバーは、本好きの少年少女にとって、かなり理想的・魅力的な存在なのではないでしょうか。いかにも女性目線で書かれている物語なので、男性読者をどのくらい惹きつけているのかわかりませんが。でも、自分で冒険してみたいと思う女の子には、ぴったりの物語世界でしょう。
 第三弾は、魔女らしくない魔女(なにしろ、きれい好き)モーウェンが主役だそうです。楽しみです。

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2009年10月 8日 (木)

『囚われちゃったお姫さま』

(作:パトリシア・C.リーデ  訳:田中亜希子  刊:東京創元社(2008))

 『魔法の森』シリーズ第一弾です。
 リンダウォール王国の末の姫君シモリーンは、姫君らしくするのが大嫌い。ハンサムなだけの王子さまと婚約させられそうになり、城を逃げ出した。行き先に選んだのはドラゴンの洞窟。ドラゴンにさらわれるのではなく、自ら『囚われる』ことを選択したシモリーンの運命は……
 有名な数々のおとぎ話のネタをふんだんに使ったエンターテイメント作品です。
 自らの能力で自分の居場所をつかみ取り、より居心地良く変えていくシモリーンの行動力に拍手!

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