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2008年11月29日 (土)

『あなたがすき』

(文:レイフ・クリスチャンソン  絵:ディック・ステンベリ  訳:にもんじまさあき  刊:岩崎書店(1995))

 スウェーデンで生まれた『あなたへ』というシリーズの4冊目です。
 おそらくスウェーデン語であろう原題の意味は全然わからないのだけれど、この「すき」は恋愛感情ではないのでしょう。もちろん、恋心にも通じるものはあるけれど。あなたが好きだから、あなたがうれしそうにしているのがとてもうれしい。だって、あなたが好きだから。ああ、でも、もしかすると、これは恋の初めの気持ちかも。あなたを見ているとうれしい。こんなにうれしいのは、どうしてなんだろう。ああ、あなたのことが好きだからだ! 自分の気持ちに気づく直前は、こんな気持ちかも。そり思いは、「あなた」のことが好きな限り、ずっと続く、幸せな気持ち。

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2008年11月28日 (金)

『きになるともだち』

(作:内田麟太郎  絵:降矢なな  刊:偕成社(2008))

 『おれたち、ともだち』シリーズの第9作目です。
 オオカミさんがへん! キツネは心配です。へんになっちゃったのは、キツネがオオカミにヤマネさんを紹介してから。どうやら、ヤマネさんはオオカミさんにとって、「きになるともだち」になったみたい。ヘビさんが教えてくれたけど、それは「こい」だって。
 オオカミがヤマネに恋をしてどうする! というつっこみはなしです。でれでれのオオカミさんの姿が、なんとも言えません。ここまでとろけられたら、妬きようもないか……

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2008年11月27日 (木)

『ディミティおばさま現わる』

(作:ナンシー・アサートン  訳:蒲田三平  刊:ランダムハウス講談社(2008))

 離婚。母の死。うちひしがれるアメリカ人女性ロリのもとに届いた手紙には、驚くべき知らせが。ディミティおばさまが亡くなった! 驚いたのは無理もない。ロリにとって、ディミティおばさまはママがロリのためだけに話してくれる物語の主人公なのだから。しかし、ディミティおばさま実在の人物で、亡くなった今、ロリに仕事を頼みたいという遺言を弁護士の元に残していた。その願いを叶えるべく、ロリは弁護士の息子で同じく弁護士であるビルとともに、英国のディミティおばさまの家に向かう。そこで出会ったのは、ロリをさらに驚かせるできごとだった。
 『優しい幽霊』シリーズの第1作です。このシリーズ名とタイトルから想像のつく通り、『優しい幽霊』=ディミティおばさまなのですが、その現れ方はなかなかユニークです。ロリは、おばさまが幽霊として家に留まっている理由、それと、母から託された写真の秘密を解くべく、奮闘します。
 いついかなるときも前向きであることのすばらしさと陥りがちな失敗。愛は、ときに人を不幸にすることもある。でも、どんな痛みもいつかは癒される。とても長いときが必要なこともあるけれど。
 どうしてこの本を読む気になって図書館にリクエストしていたのか、さっぱり覚えていないので、そもそもなにを期待していたのかわからないのですが、読み始める時点でファンタジー要素のあるミステリーかと思ったのですが、ファンタジーっ気とミステリーっ気のあるロマンス小説というのが当たっているように思えます。ロマンス小説などというものを日頃は読まないので、はずれているのかもしれませんが。

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2008年11月24日 (月)

『ローズとアイリス』

(作:メグホソキ  刊:文溪堂(2003))
 
 ローズはピンクが好き。アイリスはブルーが好き。色の好みだけでなく、性格や生活も対照的な二人だけど、ある時相手の世界を知ってみると、それもすてきなことってわかったよ。
 どこか堀内誠一を思わせる絵です。作者紹介によると、幅広い年齢層の女性に絶大な人気なのだそうです。確かに、「女性」にはうけるかもしれないけど、いまどきの「女の子」にはどうかなぁ……。作者の年代(わたしとほぼ同じ年)の女性にとっては、懐かしさを感じる絵かも。お話のほうは、今の女の子も気に入ると思いますが。

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2008年11月22日 (土)

『クリスマスにきたユニコーン』

(作:アンナ・カーリー  訳:まつかわまゆみ  刊:評論社(2007))

 おじいちゃんの家でクリスマスを過ごすことになったミリー。ママはいっしょだけれどパパが来るのは後からだし、遊べる友だちもしません。こんなクリスマス、つまらない。そう思うミリーだけど、そこにユニコーンがやってきて……
 ユニコーンがやってきたふしぎなクリスマス、と言いたいところだけど、うーーむ。ユニコーンが来た理由もユニコーンである必然性も感じられず。美しい絵本ではあるのですが、クリスマスの絵本に選ぶなら、もっと心に残る一冊があるね、という気が。絵は、本当に美しく、愛らしく、クリスマスに眺めるのにはすてきな絵本なんですけど。(2008.11.22)

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2008年11月21日 (金)

『シモンのおとしもの』

(作:バーバラ・マクリントック  訳:福本友美子  刊:あすなろ書房(2007))

 おねえちゃんのアデールに迎えに来てもらって学校から帰るシモン。楽しい帰り道だけど、シモンが次々と落とし物をして……
 二十世紀初頭のパリの町を描いた美しい絵本です。シモンの落とし物はちゃんと絵の中に書き込まれていて、それを探すのも楽しい。巻末の注によると、元になった写真や史実があるページも。そこには書かれていないのですが、絵本好きなら多分知っている有名なキャラクターを思わせる女の子たちもいたので、ほかにもそういうページがあるのかもしれません。それにしても、学校帰りにこれだけ寄り道できるなんて、うらやましいなあ。

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2008年11月20日 (木)

『ふしぎなもるもくん』

(作:斉藤洋  絵:江田ななえ  刊:偕成社(2008))

 ある日、ある一年生の頭の上に降ってきたもるもくん。もるもくんがいると、「もるもなきぶん」になるの。「もるもなきぶん」って? みんなハッピーになっちゃって、うきうき、わくわく、踊り出しちゃうんだよ!
 とぼけた味で、うふふ、と笑い出しちゃうお話です。自分にとっての「もるもなきぶん」ってどんなか、想像してみるのもいいかも。きっと、楽しくなってくるよ!

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2008年11月19日 (水)

『魔物の森のふしぎな夜』

(作:富安陽子  絵:大庭賢哉  刊:偕成社(2008))

 『シノダ!』シリーズ第4弾です。
 シリーズのいつもの主役は人間のパパとキツネのママの間に生まれた3人の子どもたちですが、今回の主役はそのパパとママ。二人の出会いの物語です。
 それは、まだパパ、イッチが中学一年生の頃のこと。夏休みにキャンプで訪れた森は、今ではキャンプ場になっているけれど、もとは「入らずの森」と呼ばれた禁断の土地だった。イッチは、夜の森でふしぎなことに気づく。動かないセミ。時計。時間が止まっている……?
 いつものシリーズでは、りりしいこどもたちと比べるとのんびりした印象のパパですが、さすが先々相手がキツネとわかっていても結婚してしまうだけあって、少年時代からなかなか大物です。キツネ一族のほうは、ああ、やっぱり昔からこうだったのねぇ……という感じで。
 独立した物語としても読めますが、やはりシリーズを順番に読むことがお薦め。次作も楽しみです。

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2008年11月18日 (火)

『うれしい』

(文:レイフ・クリスチャンソン  絵:堀川理万子  訳:にもんじまさあき  刊:岩崎書店(1996))

 スウェーデンで生まれた『あなたへ』というシリーズの3冊目です。
 「うれしい」っていうその言葉の響きそのものがうれしい。そんな気持ちになる絵本です。(2008.11.19)

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2008年11月17日 (月)

マキリップ!

 ラノベの文庫から出てびっくりさせられたりもするけれど、大好きなパトリシア A.マキリップが日本語で読めるのはうれしく、ありがたい。
 今度は創元から、『茨文字の魔法』という作品が来年一月以降に出るそうだ。
 実は、大好きなマキリップ!なのだけれど、『ホアズブレスの龍追い人』、いまだに読み終わっていない。図書館で借りた本を返却期限に間に合うように読まなければならなくて自分の本は後回しになる、というのもあるけれど、なんというか、読みにくいのだ。
 短編集で、一つ一つの世界に入りにくいのだろうか。こちらの頭が固くなった? それとも……?

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2008年11月10日 (月)

『犬ロボ、売ります』

(作:レベッカ・ライル  訳:松波佐知子  絵:小栗麗加  刊:徳間書店(2008))

 ロボ・ワンは新米発明家トムが作った本物そっくりのスーパー家事ロボット。ロボ・ワンを買ったヨゴレータ一家は、超なまけもので、すべての家事をロボ・ワンに押しつけ、ロボ・ワンのことはほったらかしで、自分たちはごろごろ。見かけだけでなく、心まで本物そっくりのロボ・ワンは、犬として可愛がってもらえなくて淋しくてたまりません。ロボ・ワンが望んでいたのは、犬のように生きることと、ロボットとしてお役に立つことなのに。ロボ・ワンは幸せになれるのでしょうか?
 買い主じゃなくて飼い主がほしいロボ・ワン。もちろん、ハッピー・エンドになると思って読んでいるのだけれど、本当にロボ・ワンの望みが叶うのか、ドキドキ。
 原題は"Dogs Don't Do DISHES"。子ども向けには直訳ではわかりにくいと思われてか、全然違う邦題になっていますが、原題も表紙に書かれています。英語がわからなくても、Dが重なっているのは面白いかな。原文で読むと、多分この一文が出てくるところがあって、にやっとできるのでしょうね。

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2008年11月 9日 (日)

『食堂かたつむり』

(著:小川糸  刊:ポプラ社(2008))

 恋人に財産のすべてを持ち逃げされ、ショックで声まで失った倫子。中学を卒業した直後に飛び出したきりだった故郷に、十年ぶりで帰る。自分にできることは料理だけ。倫子は、いろいろな人の助けを借りて、食堂を開く。様々な出会い、見えてくるあれこれ。倫子は……
 後半、ティッシュなしで読めない、という感じで、外で読まなくてよかったと思いました。でも、感動したのかというと、自分の想像力で泣いたような気も。物語を思い出すと、どんどん醒めてしまう……
 飲食店に関わったことがある人だったら、読んでいるうちに醒めてしまうだろうなぁ。「おかんからの借金」という必殺技で乗り切っているとはいえ……
 主人公と同じ二十五歳くらいまでで、主人公とは違って社会経験のない人なら、感動し続けられるかも。

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2008年11月 7日 (金)

『ひとりぼっち』

(文:レイフ・クリスチャンソン  絵:堀川理万子  訳:にもんじまさあき  刊:岩崎書店(1996))

 スウェーデンで生まれた『あなたへ』というシリーズの2冊目です。
 ひとりぼっちって、どんな意味? ひとりぼっちって感じるのはどんなとき? でも、きみはほんとうにはひとりぼっちじゃないし、ひとりぼっちの気分を和らげることもできる。そう、ほかのだれかがひとりぼっちのとき、きみにはできることがあるんだ。
 やさしいことばで、心に寄り添ってくれる小さな絵本です。

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2008年11月 6日 (木)

『トビー・ロルネス2 逃亡者』

(作:ティモテ・ド・フォンベル  画:フランソワ・ブラス  訳:伏見操  刊:岩崎書店(2008))

 友だちのもとにたどり着き、つかの間の安らぎを得たものの、トビー・ロルネスにはこのときがいつまでも続くものではないこと、自分にはしなければならないことがあることがわかっていた。囚われた両親を救い出さなければ、トビーには幸せは戻らないのだ。トビー・ロルネスの戦いは続く。トビーは、平和なときを取り戻せるのだろうか……
 木だけを自分たちの世界と考えている小さな人たちの物語の第2巻です。1階上に上がると、2階下にたたき落とされる。トビー・ロルネスの進む道はそんな感じです。この状況で人を信じ、希望を抱き続けることは難しい。トビーの気持ちも揺らぎ、疑いが芽生えます。一番信じたい人を信じられない。その原因がその人のせいではないことに、トビーはまだ気づいていません。苦難は彼を強くする。つらい思いをしている人たちは必ず報われる。そう思って次の巻を待っています。


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2008年11月 5日 (水)

あれ?

 そういえば、ホーンテッドマンションでジャック・スケリントンに会っているはず。あれはいつ?
 う〜む、忘れてる……

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久々のディズニーランド

 こどもが代休で平日に休みだったので、久しぶりに東京ディズニーランドへ行ってきた。シーのほうに行ったのが二年近く前、ランドのほうは、さらに前なので、我が家辺りに住む小学生としては、相当久しぶりなのではないかと思う。
 行けるかどうかは体調次第だったので、事前にあれこれ盛り上げた(?)挙げ句行けないとがつかりするだろうと、ほとんど事前調査はせずに出かけた。
 結論……リサーチは大事だ。
 まず、11月4日ならいくらか空いているだろうという読みが大はずれ。そりゃ、土日祝や○○県民の日よりは空いていたのだろうけれど…… こちらも、もはやよくばって乗りまくる気もないけれど…… アトラクションを楽しみに行くより、あの空間に浸りに行くところなのだなと、再認識。次は、情報収集してから行こうね、と、こどもと確認し合ったけれど、次っていつ……?
 それでもさすがに平日で、客層のメインは未就学児連れのママのグループだったようだ。あとは、学生だろうか。若いカップルもそれなりにいたのだけれど、彼らを見ていて、以前にも感じたことを思い出した。
 ディズニーランドに一緒に行って楽しくない相手とは結婚しないほうがいいだろう。
 なにしろ待つ。あの長い時間間が持たない相手では、結婚生活は持たないだろう。アトラクションで相手の感じ方もわかるだろうし、買い物をすれば好みも経済感覚もわかる。弱者も多いから、思いやりの心なんていうのも、わかるかもしれない。テーマパークより自然が好きなんてこともわかるかもしれない。
 そういう意味で、ディズニーリゾートって、カップル向きの場所ではないかと思う。
 親子向きには、もう少し待ち時間を短くして〜 散々立っていたせいか、腰が痛い……

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