天使のトランペット
トランペットとオルガンのミニコンサートを聴いてきた。
場所はチャペル。トランペットと言っても、現代のものとは違う、ナチュラル・トランペットと呼ばれるバルブのないもの、オルガンも日頃賛美歌の伴奏をしている、チャペルのオルガン、曲目もバロックのソナタだ。
ナチュラル・トランペットを生で聞いたのは初めてだ。チャペルという場所柄もあって、なんというか、宗教的な響きに感じた。
天使が喇叭を吹いているモチーフがあるけれど、あの天使の喇叭は、こういう音なのだろうなと思った。
初めに天使と思ったけれど、天使ばかりではない。曲により、天上から下界へと降りてくるお告げと感じたり、天に届けと下界から捧げる、あるいは呼びかける祈りと感じたり、まっすぐに、人から人へと意志をを伝える声と感じたり。
トランペットの響きは、体の中のなにかを共鳴させ、余分ななにかを体の外へと運んでいったような気がする。
ときと場合によっては、このまま神の世界へと傾倒していってしまうこともあるのだろうなと、ふと思ったりもした。




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