『ベラスケスの十字の謎』
(作:エリアセル・カンシーノ 訳:宇野和美 刊:徳間書店(2006))
ベラスケスの傑作「侍女たち」には、謎が多いという。なぜベラスケスは、そのような絵を描いたのか? ベラスケスの時代に生き、「侍女たち」にも描かれた少年が、真相を語る。
巻末に『この物語に登場する人々』とあって、作中、絵に描かれている人物についての解説がついているのだけれど、訳者あとがきによると、その部分も作品の一部とのこと。教養がないと、本当には楽しめない作品かも。
謎を語り、その理由を説明しているけれど、推理小説ではなく、読者が謎解きをする部分はありません。どちらかというと、少年の成長物語というか、生きていくために必要な出会いと教訓(?)が語られている物語です。
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