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2007年9月29日 (土)

『ペンギンかんそくたい』

(作:斉藤洋  絵:高畠純  刊:講談社(2007))

 毎度おなじみの(いつもめいわくな)ペンギンシリーズ、途中いまいちな話もあったものの、今回はなかなかいいお話になっています。
 いつものことながら、隊長以下総勢五十羽の団体さんてやってきたペンギンの目的、今回は「かんそくたい」。なんと、せんすいカヌーをエンヤラ、ドッコイとこいで、南の海にやってきました。(せんすいカヌーって、ああた……)
 今回めいわくを被るのは(あ、今回はあまり『めいわく』ではなかったかも)、海の大きな生き物たち。ペンギンかんそくたいって、いったいなにを観測するの? ついていった3頭(頭、でいいのかな)が見たものは……?
 迷惑をまきちらし、あとにほんわかしたものを残す五十羽のペンギンたち。シリーズは次で十冊目だそうです。

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2007年9月28日 (金)

総理の顔

 福田総理、と言われても、まだ、お父さんのほうの元総理を連想してしまう。現総理の顔を見ると、「官房長官」と言いたくなると、就任直後は思ったものだけれど、だんだんに総理という気がしてきた。なんと言っても、官房長官のときより、テレビに顔が大きく映るようになったし(官房長官のときは、バストショットがせいぜいという印象があるのだけれど、今は顔のアップが増えたような気がする)、やはり、表情が変わってきたからだ。
 顔が変わると言えば、何年か前、福田元首相の顔をテレビで久しぶりに見たときに、好々爺という顔になっていたのでびっくりした。
 さて、福田現首相の顔は、これからどんなふうに変わっていくのだろう。

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2007年9月27日 (木)

季節の色

 今朝、今年初めての茶色いカマキリを見た。
 「暑さ寒さも彼岸まで」が、今年の場合は「彼岸の中日まで」になりそうと、気象情報の時間に言っていたけれど、とんでもない、まだまだ暑い、と思っていたら、やっぱり着実に季節は進んでいる。
 と、しみじみしていたら、明日も真夏日になるらしい。
 カマキリの体調も狂いそうな今年である。

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2007年9月26日 (水)

『ルリユールおじさん』

(作:いせひでこ  刊:理論社(2006))

 そんなにだいじな本なら、ルリユールのところに行ってごらん。
 そう言われたソフィーは、ばらばらになった植物図鑑を持って、ルリユールを探しに行く。ルリユール。だいじな本を直してくれる人。ルリユールおじさんは、一つ一つの工程をていねいにたどり、ソフィーの図鑑を直してくれる。
 ルリユールの過程、つまりは手による製本がどのように行われるのかがわかる本です。これだけ丁寧に作り直してもらった本を持てたら、とても幸せだと思う。

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2007年9月23日 (日)

トプカプの至宝展

 東京都美術館で開催されている『トプカプの至宝展』に行ってきた。最終日の一日前の割りにはたいした混みではないと思っていたら、私たちが出たときには、入り口は行列になっていた。
 子連れのときはたいていイヤフォンガイドを利用するのだけれど、結構当たり外れがあると思う。今回は、展示に添えられている説明以上の解説があって、当たりだった。むすめとしては、宦官とか女官による説明という設定がおもしろかったようだ。
 レストランで、特別メニューのトルコ料理に挑戦しようとしたのに、数人前で限定数に達してしまった。残念。

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2007年9月21日 (金)

『みぃつけた』

(作:畠中恵  絵:柴田ゆう  刊:新潮社(2006))

 『しゃばけ』シリーズの番外編絵本です。
 まだ兄やたちが来る前の、一太郎の幼少時のお話です。鳴家たちとの出会いが描かれています。
 お話はかわいらしいのだけれど、子ども向きにしては振り仮名はなくて自力で読めないし、大人向けという感じのお話ではないし、ということはAMAZONに寄せられたレビューにもあったのですが、私も同感です。鳴家のお話付きのイラスト集と思ったほうがいいかも。借りて読んだからいいけど、買うのはちょっと……という気がします。お話はかわいいのですけれど。

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2007年9月20日 (木)

『町のけんきゅう』

(文/絵:岡本信也/岡本靖子  絵:伊藤秀男  刊:福音館書店(2000))

 「世界一のけんきゅう者になるために」というサブタイトルがついています。
 町のあちこちを歩き回り、いろいろ観察してみると、同じ仲間でも違うものがいっぱい!
 観察するって、どういうこと? それを教えてくれる本です。小学生の自由研究のヒントが見つけられるかも。それより大きい人には、研究者としての心構えを教えてくれる本かもしれません。

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2007年9月19日 (水)

『アンティークFUGA 1』

(作:あんびるやすこ  絵:十々夜  刊:岩崎書店(2007))

 シリーズ第一作。サブタイトルは『我が名はシャナイア』です。
 両親が行方不明になって半年、中学生の風雅はひょんなことからつくも神に兄の役を務めてもらうことになる。そのつくも神がサブタイトルにもあるシャナイア。少しでも日本人らしい名前ということで、紗那と名乗るつくも神と風雅は、両親が行方不明になって以来閉めていたアンティーク店を再開する。二人の能力(と紗那の美貌)のおかげで、店は評判を呼ぶが……
 アンティークの店に持ち込まれた骨董が事件を運んでくる、というシリーズになるようです。と、同時に、両親失踪の謎解きと。
 タイトルがFUGAなので、音楽ネタかと思ったら、主人公の名前は風雅。でも、お父さんが倫土(ロンドだそうだ)なので、やっぱり音楽から来ているらしい。
 幼年童話でおなじみの作者のヤングアダルト作品ということで、読んでみました。魔女商会とはまるで違う文体、世界で(当たり前だ)、ほほぉ、と、思いました。なんとなく『黒魔女さん』(by石崎洋司)を連想するのは、メグちゃんと紗那の性格のせい……?

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2007年9月18日 (火)

『うまれてきた子ども』

(作:佐野洋子  刊:ポプラ社(1990))

 生まれたくなかったから生まれなかった子どもが生まれたくなったそのわけは……
 子育てがつらいときのおかあさんと、生きているのがつらいときの子どものための絵本かな。生きているのには意味がある。生まれたいと思ったのにはわけがある。だから、きみは、今、ここにいる。

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2007年9月17日 (月)

懐かしの我が母校

 二十年以上ぶりに、出身高校の文化祭に行ってみた。同級生のむすめが通っているくらいだから、一世代分の時が流れているわけである。
 うわ〜、こんなになってるの?
という部分が数々ある中で、変わらないものもあって、懐かしかった。
 二十年以上経っているのに、案外校舎が傷んでなくて驚いたのだけれど、よく考えたら、そこまで経っているから、あちこち手を入れたあるのだった。
 それにしても、ものすごい人出で、早々に退散。
 若さって、すごい!
と思った数時間だった。

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2007年9月16日 (日)

『ピーボボ・パトロール』

(作:柏葉幸子  絵:西川おさむ  刊:童心社)

 ひとしがフリーマーケットで買ってもらったパトロールカーには秘密があった。助けを求めているおばけがいると、大きくなって駆けつけるんだ。ひろしを乗せて。
 今回のSOSは、復元模型の恐竜のホネ? でも、復元模型のおばけなんて、聞いたこと、ないけど……?
 復元模型に取り付いてまでおばけがかなえたかった思い。いつまでも、ともだちだよ。
 最後にゆういちくんが誇らかなところがいいです。

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2007年9月15日 (土)

折れたる剣

 ペーパーナイフを使おうとしたら、なんだかぐらぐらしている。変だなあとひっぱってみたら、刃(?)が、柄から抜けてしまった。なんと、柄の中で折れていた。
 ナルシルじゃなくて、映画グッズのグリフィンドールの剣だからなあ、つなぎ直して使えるものでもあるまい……
 ちなみに、つらぬき丸も持っているのだけれど、こっちは切れ味がよろしくなく、使っていない(--;
070914

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2007年9月14日 (金)

『わらいボール』

(作:赤羽じゅんこ  絵:岡本順  刊:あかね書房(2007))

 ゆうやは驚いた。忍者の落書きが動き出したんだもの。らくがきにんじゃの『くるみまる』だって。くるみまるの頼みで、みんなの笑い声を集めることになったゆうやは……
 あの子の笑い声を聞きたい。あの人のために笑顔を見せたい。笑ってしまえば、あやまるのも、なかよくするのもかんたんだ。
 あったかで、思わず笑顔になるお話です。

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2007年9月13日 (木)

頭のうちどころが悪かった熊の話』

(作:安東みきえ  絵:下和田サチヨ  刊:理論社)

 表題作始め7編の動物が登場する寓話集です。
 寓話っていうのは、むずかしい。寓意のない(少なくとも露骨には)物語でも、自分の中のすき間にパズルのピースがはまるようにぴったりはまれば、これほどすばらしい本はないし、はまらなければ特に残るものもなく、通り過ぎていく。寓話の場合は、ピースに自分のすき間をあわせなければならないような気がする。
 このピース、ここであっているはずなんだけど、なんていうか、居心地が悪い、みたいな感じだ。といなると、物語が自分の中のピースなのではなく、自分が物語の世界のピースになれるかどうか、なのかもしれない。
 なんて書いているくらいなので、なんというか、この本は居心地の悪い本だった。
 おもしろいとかおもしろくないとかではなく、この世界観、私には合わない……
 なんというか、ぎりぎりのところで善意が裏切られる気がするのだ。具体的な行為としてそれが描かれているのではなく、読み手の中の善良な予想が裏切られていくような。
 全部の物語を読んでみると、死んじゃったんじゃないかと思った人物がちゃんと生きていたりして、それでほっとするかというと、そうでもなく、なんというか、そう、居心地が悪い。
 世の中って、そんなものかもしれないけれど、どうせ読むなら、もっと居心地のいい本がいいな。
 むすめはおもしろがって読んでいたので、私との相性の良くなかったいうことだろう。そういうことも、よくあることだ。

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2007年9月12日 (水)

『火曜日はトラブル』

(作:あんびるやすこ  刊:岩崎書店)
 
 『なんでも魔女商会』シリーズ8冊目です。
 リフォームが仕事の魔女のシルクの店に、フェアリーの女王のドレスが持ち込まれました。持ってきたのは女王様のアイロン係のエルフ、スピネット。もとのよさを残したまま、より着る人にふさわしいものに仕上げるのがシルクの自慢なのに、スピネットときたら、「そっくり同じに直してください。」 女王様は、なんでもむかしから代々使われている者こそよいもの、という信念の持ち主なのです。その思いこみを変えるべく、シルクとナナは立ち上がります!
 ナナがスピネットのために用意したお守りがとてもすてきでした。シルクのめしつかいねこのコットンの、わりとミーハーな行動が、いかにもという感じでおかしい……

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2007年9月11日 (火)

『ハーブ魔女のふしぎなレシピ』

(作:あんびるやすこ  刊:ポプラ社)

 演奏家のパパとママとホテル暮らしをしている女の子ジャレットのもとに、ふしぎな手紙が届きます。ジャレットには、ハーブ魔女トパーズの家トパーズ荘を相続する権利があるというのです。相続の条件は、トパーズ荘に住むことと、トパーズ荘に気に入られること。すっかりトパーズ荘が気に入ったジャレットですが、この家を相続ことができるでしょうか……
 魔法にバーブに子猫たち。女の子の好きそうな要素たっぷりの物語です。ハーブの名前も覚えられておトクかも。
「一日に三回の失敗まではOK。落ち込むのは4回目から」というママの教えもナイスです。

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2007年9月10日 (月)

『うちの一階には鬼がいる!』

(作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ  訳:原島文世  絵:佐竹美保  刊:東京創元社)

 ママが再婚してからというもの、キャスパーと弟のジョニー、妹のグウィニーの生活は最低最悪になった。再婚相手のジャックも、その二人の息子も、キャスパーたちをいたぶることに喜びを感じているみたいだ。ところがある日、ジャックが化学実験セットをジョニーにプレゼントしたところから、風向きが変わってくる。なんとそれは、魔法薬を作り出すセットだったんだ!
 主人公側だけでなく、ライバルであるところのジャックの連れ子たちも同じセットを手に入れていて、互いに相手を陥れようとしたり、不本意ながら助けることになったり。
 次々と起こる事件の数々に、一時はどうなることかと思っていたら、だんだんに互いを理解するようになって……
 初めは、『鬼』(ジャックのことだ。原題ではOGRE)を追い出すためならなんでもするのかと思っていたキャスパーが、どんなに腹が立ってもそれでも一線(?)は越えないようにしていたり、一方、冷静な科学者タイプかと思っていたジョニーは、大暴走してしまったり、読んでいるほうは、はらはらしっぱなしです。
 表紙の絵にもなっている、魔法薬を買った店が気になる……

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2007年9月 4日 (火)

『ポータブル・ゴースト』

(作:マーガレット・マーヒー  訳:幾島幸子  刊:岩波書店)

 学校の図書館に幽霊がいる!! ディッタは、その幽霊の少年ヒリーと友達になり、一緒にクラスメイトのマックスの部屋で起きている幽霊騒ぎの解決に取り組むが……
 マーヒーと言えば大ベテランの児童文学作家で、逆にいえば、いまどきの方ではないと思っていたのですが、どうしてどうして。今を生きている書き手のようです。幽霊をきっかけに、過去の事件を探る、などというのは昔からあるけれど、それだけでなく、パソコンに夢中な小学生やら、周囲に構ってもらえなくなった老人やら、宿題といえば大目にみてしまう親やら、盗作を気にする先生やら。
 主人公は、友達のために一生懸命なところもあるけれど、一方で自己実現のために一生懸命でもあります。そう、こどもは一生懸命じゃなくっちゃ。
 もしかしたら、シリーズになるのかな、と思うような終わり方でした。それもいいかも。

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2007年9月 1日 (土)

『うそうそ』

(作:畠中恵  刊:新潮社)

 『しゃばけ』シリーズ第五弾。今回は、長編です。
 あまりの病弱さゆえ、江戸を出るどころか、時としてお向かいの幼なじみに会いに行くのも止められてしまう若だんなが、なんと、箱根まで湯治に!? よくもまあ、周りが許したものだと若だんなもびっくりだけど、どうやらそこにはいろいろと事情がある様子。なにやら大事に巻き込まれているらしく、いつも若だんなにべったりの手代は姿が見えないし、誘拐はされるわ、天狗には襲われるわ、若だんなは無事江戸に戻れるのでしょうか……?
 妖からさらには神さまやら伝説やらが絡み合い、若だんなは命を狙われる始末。もっとも、命のほうは案外ちょくちょく狙われているかも。兄や化してきた松之助さんがちょっとおかしい。いよいよおばあさまの登場かと楽しみにしていたのに、そのシーンがなくて残念でした。

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