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2007年8月31日 (金)

『アルテミス・ファウル オパールの策略』

(作:オーエン・コルファー  訳:大久保寛  刊:角川書店)

 てっきり三部作かと思っていた『アルテミス・ファウル』の四冊目! まだまだ続くようです。
 天才犯罪少年アルテミス・ファウルは、前作での事件のせいで、これまで知った妖精に関するすべての知識を奪われていた。(妖精といっても、地下世界に住む、人間より進んだ科学技術と魔法の持ち主で、その優れた知識をさらに上回るのがアルテミス・ファウルの頭脳だったわけですが……)
 毎度のことながら、エルフの警察官ホリーは、窮地に立たされる。悪いことに、父とも慕う上官を殺した疑いで。すべての状況証拠がホリーに不利な中で頼みの綱はアルテミス・ファウルだけなのに、彼は記憶を失っている。しかも、ホリーもアルテミスも命を狙われているのだ。それどころではない。妖精世界の存亡の危機でもあるのだ。この危機を打破できるのか?
 絶対、最後にはアルテミスの勝利になるのだと思いつつも、前作で記憶を奪われているくらいだし、今回は早々にあの重要人物が殺されてしまうくらいだから、なにがあるかわからない。もちろん、アルテミスは記憶を消される以前にいろいろ手を打っているし、超有能なボディーガード、バトラーもいるのだから、絶対に助かるとは思っているけれど、でもでも、復讐に燃えるオパール・コボイも相当に頭が回るし……
 最後まではらはらし通しで、次が楽しみです。
 映画化が決まったというのは、ちょっと複雑な気持ちだけど、文庫も出始めたので、これで置き場所を気にせず買える〜

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2007年8月30日 (木)

ミュージカル『ふたりのロッテ』

 劇団四季のミュージカル、『ふたりのロッテ』を観てきた。言わずと知れた、ケストナーの名作。大好きな物語の一つだ。以前、テレビで中継されたのを観たことがあるので、どんなアレンジになっているかはわかっていたのだけれど、でも、やっぱり、原作大好きな身には物足りない。親しみやすく口ずさみやすい歌とか、離れた町の見せ方とかはいいと思うのだけれど、一番描いて欲しいロッテのつらさやがんばりがあまり感じられなくて、ばたばたと物語が過ぎていったような気がする。いろいろ制約のある中で、よくまとめられていると思うのだけど……
 原作を読んでいても思うのだけれど、ママがしっかりもののわりに、パパは頼りないよね〜 でも、まぁ、ルイーゼロテとルイーゼとロッテがしっかりしているから、大丈夫だね、きっと。

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2007年8月29日 (水)

『妖精ケーキはミステリー!?』

(作:柏葉幸子  絵:ひらいたかこ  刊:ポプラ社)

 『おばけ美術館』その2です。
 まひるは小学校五年生の女の子ながら、木かげ美術館の館長。というのも、木かげ美術館は、絵や彫刻の人物が動き出す不思議な美術館なのだ。といっても、それが見えるのは十歳以下の子どもだけ。というわけで、まひるが館長をまかされているのだ。
 その美術館の収蔵品の絵はがきを作ろうとしているのに、ロズゴリー夫人(肖像画からぬけだしている)が言うには、カメラマンの目つきが気に入らないのだそうだ。そんなとき、美術館の絵が盗まれて……
あやしいのは、あのカメラマンなの?
 不思議が起こるのは、どうやら美術館だけでなく、大事にされてきた古い物にはいろいろ宿るものがいるらしい?
 タイトルと中身が関係あるような、ないような? とはいえ、ブラウニーズ・キッチンのケーキは、ぜひ食べてみたいものです。

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2007年8月25日 (土)

『おまけのこ』

(作:畠中恵  刊:新潮社)

 『しゃばけ』シリーズ第四弾。今回は、妖が主役っぽい短編五編です。
 若だんなの幼なじみで、なかなか腕の上がらない菓子職人、栄吉がプライドを見せる『こわい』、屏風のぞきが意外な優しさを見せる『畳紙』、若だんなが子供の頃の話『動く影』、なんと若だんなが吉原に行った挙げ句身請けをすると言い出す『ありんすこく』、そして、鳴家大活躍の『おまけのこ』。キャラクターの味が出ているのは、『おまけのこ』かな。どの話にも、ぐっとくる台詞のある短編集です。

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2007年8月23日 (木)

『ねこのばば』

(作:畠中恵  刊:新潮社)

 『しゃばけ』シリーズ第三弾。ほんわかした中にもどこかさびしさが残るような話の多い短編集です。
 貧乏神を拾ったり、迷子を拾ったり、猫またのなりかけを助けたり、結構面倒見のいい(?)若だんなです。もっとも、若だんなにその気はあるものの、実際にはいつものごとく兄やたちにくるみ込まれ、見ているだけに近いのだけれど。表紙を飾るにぎやかなキャラクターたちの、だれが何なのかを想像するのも、また、一興。

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2007年8月22日 (水)

『地球タイムズ』

(文:あべ弘士/新沢としひこ/平田明子/増田裕子  絵:あべ弘士  刊:理論社)

 動物たちが季刊の新聞を出したという作りの絵本。かつてこどものともにあった『どうぶつ新聞』の親戚筋という感じ。あべ作品のせいか、動物本来の生態がより活かされているかも。
 おもしろいのだけれど、『どうぶつ新聞』を知っていると、二番煎じの印象があるのが残念。しかもあちらは一枚ずつ読める、より新聞らしい作りになっていたし。
 こちらとしては、テレビのニュースを本にしたという作りの、『どうぶつニュースの時間』の姉妹編として扱って欲しいようですが。悪いことじゃないんだけれど、惜しいという感が。

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2007年8月21日 (火)

エクストリームアイロニング

 極限状態でのアイロンがけ、ということで、いちおうスポーツらしい。高い山とか水の中とかでアイロンがけをするのだ。
 確かに、ろくに足場のない崖っぷちとか、水族館の水槽の中も極限状態だろうけれど、クーラーをかけて、汗を拭き拭きアイロンをかけている私も、十分エクストリームではないかと思う。なにせ、この状態でもアイロンをかけないと、明日着ていくシャツに困るらしいから……

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2007年8月20日 (月)

『しあわせなモミの木』

(文:シャーロット・ゾロトウ 絵:ルース・ロビンス  刊:童話屋)

 りっぱな家の並ぶ通りに、長く空き家になっている小さな家がありました。住民たちが、この通りにふさわしい家族が住んで欲しいと思う中越してきたのは、森の妖精かと思うような裕福とは思えないおじいさん。自分で窓を拭いたり、階段を洗い上げていたかと思うと、今度はみすぼらしいモミの木を買ってきて、家の前に植えてしまいます。近所の人たちはまゆをひそめますが……
 タイトルを見て、みすぼらしいモミの木がだいじにされて、立派なツリーになるというような話かと思いましたが、それよりもっとすてきなお話でした。
 たいせつにていねいに使われてきた木の道具は、使い込まれたものならではの美しさを持っているものです。そんな美しさを感じさせる物語です。

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2007年8月17日 (金)

大人買いのススメ?

 国立科学博物館が、この春本館を耐震補強&改装し、『日本館』と改称した。それを記念して(?)、日本館の収蔵品のフィギュアを売り出した。作っているのは大英博物館のミュージアムグッズを担当して、世界的にも名を上げた、かの海洋堂。
 ただ、その販売方法には、少々難が。科博HPでの呼び方に従うと、「ガシャ玉」なのだ。

 あのフィギュアが1個300円なのはお買得だと思うけれど、全9種が300円×9個=2700円で入手できるはずがない。我が家では、現在7種が揃っているが、投下金額は、既に3000円を超している。あと2個のためにいくらかかることか。

 それが、8月16日に科博HP(http://www.kahaku.go.jp/)に掲載された記事によると、いくらかかってもいいなら、「大人買い」をどうぞ、とのこと。ミュージアムショップで、43個入りの袋、さらにはそれが4個入った箱を売っているというのだ。
 う〜む。
 今までのダブリ率からすると、9種のために43個はちょっと、と思うけど、あと2個がなかなかでなかったら、そのくらいかかるかもしれないし。

 ところで、大人買いすれば、必ずコンプリートできるのだろうか……

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2007年8月16日 (木)

焦げそう

 昼前の天気予報で、県内に40度に達したところがあると言っていたので、2時現在のベランダの気温を測ってみた。(ちなみに我が家は団地の5階。)
 いちおう直射日光は当たらない物干しから、温度計(屋内用)をつり下げて計測。
 40.5度。
 35度を超えていれば体温計でも測れるかと思ったけれど、もはや体温計の壊れそうな気温……

※書き終わってからもう一度見たら、43度(--;;;

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2007年8月11日 (土)

『ぬしさまへ』

(作:畠中恵  刊:新潮社(2003))

 『しゃばけ』シリーズ第二弾。恋がらみの話が多い短編集です。
 若旦那一太郎の病弱ぶりは相変わらずだけれど、推理は冴えているし、中身も少ししっかりしてきたかな。
 この先、若旦那がどうなっていくのか、楽しみです。

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2007年8月10日 (金)

『しゃばけ』

(作:畠中恵  刊:新潮社(2001))

 大店の若だんな一太郎は体が弱く、寝つくこともたびたびで、そう長くは生きられまいと自分でも思ってはいた。とはいえ、ろくに外歩きもさせてもらえない身だというのに、命を狙われることになろうとは……
 幼い頃から妖(あやかし)に守られて来たため、妖との生活が当たり前になっている一太郎。病弱で超おぼっちゃまの十七歳にしてはずいぶんしっかりしているように思えるけれど、あの時代なら当然? 
 妖の絡むミステリーで、この先もつきあってみたいと思える作品です。

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2007年8月 9日 (木)

『みずたまぴょんがやってきた』

(作:斉藤洋  絵:森田みちよ  刊:理論社)

 『いつでもパラディア』というシリーズの第一作のようです。
 パラディアというのは、フィグルという奇妙な人々や動物がす住んでいる国。今回は、そのフィグルたちを紹介するための一冊のようです。
 語呂合わせ的キャラクターがたくさん登場し、いかにもアニメ化したら楽しいだろうなという感じです。
 それぞれ個性的で明るいキャラクターのようなので、今後の展開が楽しみです。

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2007年8月 3日 (金)

『うたちゃんちのマカ』

(作:柏葉幸子  絵:石川由起枝  刊:講談社(2007))

 ペットを飼わせてもらえないうたちゃんのところにやってきた、不思議なペット。摩訶不思議のマカという名のそのペット、うたちゃんにしか見えないし、うたちゃんにしかなついてないはずなのに、家族のみんなが言うこと、なんだか、へんじゃない?
 読んでみると、なぜタイトルが『うたちゃんの』マカではなく、『うたちゃんちの』マカなのかがわかります。
 「まかふしぎ」と言われて、読者対象にわかるのかなとも思いましたが(アニメの影響とかでわかるのかも)、まさに摩訶不思議のマカです。うちにも一匹欲しいけれど、見えなくても食べるから、やっぱり無理……かな。

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