『春になったら苺を摘みに』
(作:梨木香歩 刊:新潮社)
著者が二十年前に英国で暮らしていた頃の出来事を綴ったエッセイです。二十年を経て再び英国に滞在することになり、昔のことを思い出した、という構成のせいか、話が現在のこと、二十年前のこと、その間のことと時空を移動します。それが、すーっと流れていくので、漫然と読んでいると、今、いつの話をしているのか混乱したりして。しかも、口語体というわけではないのに、著者に直接お話を聞いたらこんな感じかな、という文章なので…… それだけに、著者のファンにはたまらない一冊だと思います。内容も興味深いし。
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