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2006年11月30日 (木)

変われば変わるもの

 こどもの小学校で、持久走大会があった。去年、泣き泣き最後にゴールした娘。持久走大会について書く作文で、持久走がどれほどいやだったかを書き、担任の先生からは「プライドが高いから、これほどくやしければ来年はがんばるでしょう。」とのお褒めをいただいた。(その作文を読んだ私は、青い鳥文庫を読んでいるような文章にぶっ飛んだけど……)
 その後、今後のために少しでも練習させようと思ったけれど、本人はやる気がないし、親もつきあってやれずに挫折。今年の大会ひとつきほと前、一度だけ同じコースを走らせたものの、それだけ。まあ、去年も同じようなことをやったときほどいやがらなかっただけましか……。ところが、学校で練習している友達もいるというので、いっしょに走ってみるよう勧めてみた。それもたいして乗り気ではないようだったけれど、直前の試走で、10位近く順位が上がったものだから、俄然やる気になったらしい。当日はラストスパートで何人か抜き、さらに順位とタイムを上げた。
 帰ってきた娘に感想を聞いてみたら、今年は走っていて楽しかったそうだ。去年は、遅くてくやしかったというより、持久走をしなければならないことそのものがくやしかったと言っていたのに。
 順位やタイムが上がったこともよかったと思うけれど、つらかったことが楽しいことになった、そのことはもっとすばらしいと思う。

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2006年11月29日 (水)

自分の顔に責任を

 ニュース画面に映った某県の知事が、「私は(汚職事件には)関係ない。」と言っている。でも、娘と私は顔を見合わせて、「悪いことしてるっていう顔だよねえ。」
 いろいろな事件で顔がさらされるのを見ると、「いいほう」「悪いほう」みたいなのが、おおむね見当がつく。もちろん、「いいほう」には写真を選ぶ余地があり、「悪いほう」にはそんな権利がないせいもあるけれど。
 でも、たまに、「え〜、どっちかな。」みたいなこともある。
 もしものときにそんなふうに思われないよう、日頃から心がけようと、自分に言い聞かせたのだった。

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2006年11月28日 (火)

旅の始まり

 iPodで、THE LORD OF THE RINGSを聞き始めた。日本語訳を何度か読んでいるので、ちょっと聞いただけではわからなくても、少し聞いているとなじみのある固有名詞が出てきたり、私の英語力でもわかる文章があって、どのあたりなのかなんとかわかる。で、タイトルを「旅の始まり」としてみたけれど、家につくまでにやっと「待ちに待ったパーティ」が行われることになったという部分までしか進めなかった。今日は雨でバスに乗ったけれど、乗車時間は五分程度だし、通常は自転車通勤で、乗りながら聞いたら危ないし、やっぱり、長い旅になりそうだ。

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2006年11月27日 (月)

不調なレンジの使い道

 10年以上使った電子レンジの調子が悪い。「あたため」キーを使っても、思うように温まらないのだ。飲み物も「のみもの」キーで適度に温まるはずが、ぬるいというか一部が温かく、一部は冷たい状態。かといって、もう一度温めれば熱すぎる。
 それが、冷めたコーヒーを温めたところ、熱すぎることもなく、レンジにかけたとき特有のくせ(?)もなく、おいしく飲めた。
 不調なせいか、今回に限ってのことか。
 いずれにしても、コーヒーは温め直しなどしないでいいよう、飲み頃に飲むようにしようと思った。

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2006年11月26日 (日)

ロボコン!

 両国国技館に行って来た。高専ロボコンの全国大会である。大昔一度見たことがあるのだけれど、それ以降はテレビ観戦のみ。テレビのほうが近くで見られるとはいえ、生でなければ見られないことがいろいろあるので、やっぱり、行くことができてよかった。もっとも、放送時はカットされると思われる失言があったりして、腹も立ったけれど……
 全体的な印象としては、始まった当初と比べ、ロボットがスマートになったと思う。それに、負けたチームの学生が、悔しそうな顔というより、納得がいかない、という顔をすることがあるのが印象的だった。納得がいかないといっても、審判の判定で勝敗が決まるわけではないので、自分たちが自信を持っていただけの実力が発揮できなかったということなのだろうか。
 照明やフィールドが地区大会とは違うために本来の能力が発揮できなかった可能性があるということだが、その点はそこまで気が回ったチームにはそれだけの力があったということだから、気の毒には思うけれど、それが力の差ということなのだろう。
 言いたいことはいろいろあるけれど、がんばれ、高専生! 君たちには、まだまだチャンスがある!!

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2006年11月24日 (金)

iPodでチャレンジ

 夫がiPodをプレゼントしてくれたので、再度チャレンジしてみることにした。
 THE LORD OF THE RINGSのCDの全46枚を通そう!
 これまで何度か挑戦しては、ホビット庄も出ないうちに挫折しているのだけれど、常に持ち歩ければ、少しは進めるかも。
 とりあえず、初めの6枚分を取り込んでみた。どこまで行けるか、まずは、はじめの一歩である。

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2006年11月23日 (木)

『わにのバンポ』

(作:おおいしまこと  絵:ちょうしんた  刊:ポプラ社)
  なかよしのちどりに歯を掃除してもらいながら、気持ちよくお昼寝していたわにのバンポ。ところが、こわい夢を見たはずみに、開けていた口を閉じちゃって…… なかよしのちどりのどこ?
 飲み込んでしまったちどりを助けるために、どんなにばかにされても、痛い思いをしても、じっと動かず口を開け続けたバンポ。これは、愛と勇気と努力と忍耐のお話です。作者あとがきを読んで、もう一つの意図に気づけなかったことが、恥ずかしかった……

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2006年11月22日 (水)

『まんぷくでぇす』

(作:長谷川義史  刊:PHP研究所)
 「まんぷくでぇす。でも、もっと食べたい!」 つぎつぎ料理を食べていく三人家族。次に食べるのはなに?
 ページをめくるにつれ、だじゃれの度合いも上がっていきます。なんだか、見ているだけでおなかいっぱいになりそうな本です。満足できるという意味ではなく、圧倒されるという意味で。

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2006年11月21日 (火)

『バッテリーV』

(作:あさのあつこ  絵:佐藤真紀子  刊:教育画劇)
 巧の球を捕り続ける。豪の再びの決意をよそに、コントロールを失ったかのように見える巧。成長を続ける自分の力と心を持てあましているようにも見える。巧は、コントロールを取り戻すことができるのだろうか。力の、心の。
 そんなに心配しなくても、不安に思わなくても大丈夫だ。ちゃんと、ちゃんと成長しているんだから。そんな感じの、巧です。
 それにしても、キャラ立ち過ぎの瑞垣君はともかく、バッテリーを取り巻く野球部員たちが、どんどん魅力的になってきます。みんな、みんな、成長しているんだね。

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2006年11月20日 (月)

『もしも願いがかなうなら』

(作:アン・マキャフリー  訳:赤尾秀子  刊:東京創元社)
  戦に駆け付けた夫の留守を守る領主夫人レディ・タラリー。持ち前の聡明さと癒し の力、そして、予兆を感じとる力で、事態に立ち向かってきたが……
 いかにもファンタジー小説、というふうに描かれる世界の中に、本当の不思議をさりげなく織り込んだ物語です。

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2006年11月19日 (日)

Welcome,kamo

 冷たい雨の中、いつやって来たのだろう、河原でカモの群れが雨にうたれながら、草をつついていた。
 寒そうだけれど、ここに来る前にいたところは、もっともっと寒いのだろうな。
 群れは、30羽ほどのグループが二つと、ちょっと。ちょっとの部分は、子どもらしい、小柄な鳥たちだ。小柄組は、おとなのもとを離れ、ちょこちょこと歩き回っている。初めての土地を探検しているのだろうか。
 それにしても、この雨の中。やっぱり、寒そうに見える。

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『宮廷女官チャングムの誓い』

 総合テレビでの再放送を途中から見始め、いつの間にかほぼ毎回見るようになっていた。昨日はついに最終回。
 様々な人間関係や細かい設定が理解できないのは、見たのが途中からだったからしかたないとして、時の流れがわからないのは、前のほうを見ていないせいではないと思う。チャングム、いったい、いくつ……?

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2006年11月17日 (金)

『椿山課長の七日間』

 新聞連載当時、結構楽しみに読んでいた。映画の広告を見て、「椿山課長、こういうイメージじゃない!」と思って、映画を見る気はさらさらなかったのだけれど、ふと思い立って、公式サイトでほかのキャストをチェックしてみた。ほほぉ、これって、結構いいかも。映画館に足を運ぶ気はないけれど、原作を読んだり、テレビでやったら見たりするかも。どちらかというと、映画より舞台で見たい、というか、舞台系の役者さんのほうが似合う話のような気がする。
 おじいちゃんとこどもたちがいいんだ、実に。

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2006年11月16日 (木)

『戦争で死んだ兵士のこと』

(作/絵:小泉吉宏  刊:ベネッセ)
 泉のほとりで、一人の兵士が死んでいる。1時間前まで、彼は戦っていたのだ……
 ときを遡り、かれのたどってきた人生を伝える。
 戦争とは、人が死ぬと言うこと。一人一人の人生を、未来を奪うということ。兵士であれ、武器を持たない市民であれ、死んでしまえば、おしまいなのだ。そこに行き着くまでにはたくさんのできごとが、理由があったけれど。でも、死んでしまえば、すべて同じだ。終わってしまえば、未来はない。兵士でも、市民でも。
 戦争をするいうことは、人が死ぬということ。

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2006年11月15日 (水)

『わたしクリスマスツリー』

(作/絵:佐野洋子  刊:講談社)
自分がクリスマスツリーになることを夢見ている、小さなもみの木。もみの木を運ぶ列車を追いかけ、山から駆け下りるけれど、列車は行ったあと。とぼとぼともとの山に戻ってきたもみの木に、山のみんなは……
 自分たちの忠告や願いも聞かず、行ってしまったもみの木を、うらむどころか気遣って迎える山の仲間たち。そして、もみの木は、みんなのクリスマスツリーになる。みんなを喜ばせるために飾れるのではなく、もみの木自身のために飾られて。
 クリスマスの意味を感じさせてくれる、心温まる物語です。

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2006年11月14日 (火)

仏像展

 こどもの学校が休みだったので、上野の国立博物館の仏像展に行って来た。科学博物館には何度も連れて行っているけれど、国立博物館のほうは初めて。私自身も十数年振りだ。
 『ミイラ展』のときのような修学旅行生の団体は見なかったけれど、さすが『仏像』、平日でもお年寄りでかなり混んでいる。
 イヤホンガイドを借りて、会場へ。こぶりな仏像は、ガラスケースに護られての展示。それを見て思ったのは、ガラスに隔てられた仏像は、美術品や資料であって、信仰対象とは感じられないということ。そもそも、本来安置されているところを離れた時点で、力を失うのかもしれない。もっとも、それは私に信仰心がないからかも。拝んでいる人も複数いたから。
 イヤホンガイドがあったせいか、むすめにもそれなりにおもしろかったらしい。
 図録がやたら厚くて重かった。主要客がお年寄りだから、懐具合の心配はないかもしれないけれど、あれだけ重いと、お年寄りには持ち帰りにくいのではないかと妙なことを心配したりして。
 今回は時間切れで本館は見られなかったので、そのうち、また、行ってみようと思う。

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2006年11月13日 (月)

あこがれの国技館

 国技館に行けることになりました。もちろん、『国技』をみるためではないのですが。
 高専ロボコンの決勝大会を見に行けることになったのです。
 観覧希望者は、一人ずつ往復はがきで申し込まなければならないので、家族三人分
はがきを出したのに、土曜日に届いた当選通知は父子の分だけ。
 え〜、わたしの分は? はがき書いたの、私なのに!!
と思っていたら、今日になって当選通知が。
 というわけで、家族そろって国技館に行けることになったのでした。
 それにしても、むすめ一人だけ当選、という事態にならなくてよかった。

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2006年11月12日 (日)

『ぜつぽうの濁点』

(作:原田宗典  絵:柚木沙弥郎  刊:教育画劇)
  ひらがなの住む国で、「ぜつぼう」の「ぜ」の濁点が家出した。「ぜつぼう」がいつもつらそうなのは、自分がくっつていて「絶望」になってしまうからで、自分がいなくなって「せつぼう」になれば、つらそうでなくなるに違いない。濁点は、自分を引き取ってくれることばを探すけれど、だれも引き取ってくれない。濁点は絶望するが……。
 温かいラストに、心が和みます。ところで、「せつぼう」になってしまった「ぜつぼう」はどうしたんだろう? 「絶望」はしていないけれど、つねに「切望」することになっちゃったんだろうな。絶望よりはいいけど……。

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2006年11月11日 (土)

条件反射?

 インフルエンザの予防接種に行った。待合室にいると、診察室からは赤ちゃんの泣き声がする。そりゃ、泣くよねえ、と思いつつ待っていると、泣き声の主が抱っこされて出てきた。やっと歩けるくらいの男の子だろうか。まだ、泣いている。そんなに小さいのに、髪の毛は染められているみたいで、ぎょっとする。
 泣いたまま、受付の前を通ると、事務員さんが「バイバイ」と手を振ってくれた。その瞬間、彼は泣きやみ、「バイバイ」と元気に応えている。
 ほぉ、と思った次の瞬間、また、彼は泣き出した。その落差に、待合室がふっと和む。
 それからしばらく泣いていたけれど、また、事務員さんが手を振ったら、「バイバイ」と返す間だけ、泣き声は停まっていた。
 「バイバイ」と手を振るのが好きなのかな。

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2006年11月10日 (金)

『レイチェルと魔法の匂い』

(作:クリフ・マクニッシュ  訳:金原瑞人  刊:理論社)
 暗黒の星イスレアで魔女ドラグウェナを倒したレイチェルは、地球に無事帰還したものの、自分の中で勝手に動き出そうとする無数の呪文に悩まされていた。一方、ドラグウェナの母ヒーブラは、娘が死の間際に送ったメッセージを受け取り、レイチェルとそもそもの敵、魔導師ラープスケンジャへの復讐を誓う。まず、地球の子どもたちにレイチェルをラープスケンジャの目の前で殺させ、それからラープスケンジャを倒すのだ。ヒーブラは、仲間の大魔女を率い、地球に向かう。子どもたちの魔力を目覚めさせ、レイチェルを倒すために鍛えるのだ。やがてレイチェルも、子どもたちに異変が起こっていることに気づくが……
 今まで無かった魔法が見いだされ、それを利用してレイチェルが勝利するというのは、いささか都合が良すぎるような気もしますが、読んでいるときは、夢中になって読めます。ラープスケンジャがラープス賢者と頭の中で変換されてしまう……
 レイチェルに対抗しうる魔力を持ち、魔女に匹敵する邪悪さを持つ者として評価され、鍛えられていた少女ハイキが痛ましい。今後どうなってしまうのか、気になります。

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2006年11月 9日 (木)

もうすぐ

 本はなるべく借りてすませているなかで、出たら無条件に買っている作者の本というのもある。今月は、そんな買わなければならない本が、2冊もでるそうだ。
 一冊は、『天と地の守り人』第1部。作者は上橋菜穂子さん。このシリーズ、来春NHK-BSでアニメを放送するせいかどうか、文庫化も始まっている。
 もう一冊は、『シノダ! 鏡の中の秘密の池』。こちらは富安陽子さん。
 どちらも、偕成社から今月半ば〜末の予定。どちらも楽しみ。

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2006年11月 8日 (水)

木工用ボンドのジレンマ

 むすめが「図工で使う木工用ボンドが少なくなってきた。」というので、ホームセンターに行ったときに買うことにした。
 文房具のコーナーにあるのは50g98円というものだけれど、木工コーナーには180g198円というものがある。明らかにこちらのほうが割安だ。
 でも、一年生のときこのサイズのを持たせたのに、あっという間になくなって、驚いたことがある。むすめいわく、「忘れた子が何人も借りてった。」
 大きいから借りられたというわけではないだろうけれど……
 貸し借りがすべて悪いというわけではないけれど。
 それに、大きいと口も大きくて、細かい作業はしにくいかもしれない。
 というわけで、割高承知で、小さい方を買った。
 で、家に帰ったら、むすめが一言、「まだ、足りてるよ。」
……。

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2006年11月 7日 (火)

畑の白い花

 やっと、綿の実がはじけた。ほわほわしたのを収穫してから、「あ、写真撮ってない!」
 というわけで、まだ収穫には早いかな、という実の写真です。
061107_1

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2006年11月 6日 (月)

ぐるぐる

 バリウムを入れて、台に寝て、ぐるぐる回される検査を受けてきた。
 この手の検査を受けるたび思うのだけれど、丈夫でないと、検査も受けられない……
 左右の揺さぶり(?)はともかく、最終的には逆さになるのだ。自重を自力で支えられない場合はどうするのだろう? なんて考えていたら、「左」と言われたのに、「右」向きそうになったりして。
 怒られはしませんでしたが、ちゃんと撮れてるかな。
 というわけで、今はおなかがぐるぐるいってます。

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2006年11月 4日 (土)

フーコーの振り子

 科学博物館には、フーコーの振り子がある。高い天井から吊られて、もう何十年も動き続けている振り子だ。床に時計のような目盛りが降られているため、入館のときに見て、帰るときにもう一度見ると、時間の経過がわかるというか、振り子が移動しているというか、地球が動いていることがわかるわけだ。
 いつ行っても、必ずしみじみと眺めている人がいるのが、なんとなくおかしい。
 で、何度も誘惑に駆られては自制しているのだけれど、あの振り子に触ってみたい……
 そんなことをしたら、何十年に渡る実験(?)が台無しになるのだ。何十年が。
 というわけで、心の中で手を伸ばしては思いとどまるのだけれど、触った人って、いないのだろうか。誘惑的だと思うのだけど。

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2006年11月 3日 (金)

『春になったら苺を摘みに』

(作:梨木香歩  刊:新潮社)
 著者が二十年前に英国で暮らしていた頃の出来事を綴ったエッセイです。二十年を経て再び英国に滞在することになり、昔のことを思い出した、という構成のせいか、話が現在のこと、二十年前のこと、その間のことと時空を移動します。それが、すーっと流れていくので、漫然と読んでいると、今、いつの話をしているのか混乱したりして。しかも、口語体というわけではないのに、著者に直接お話を聞いたらこんな感じかな、という文章なので…… それだけに、著者のファンにはたまらない一冊だと思います。内容も興味深いし。

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2006年11月 2日 (木)

ミイラと古代エジプト展

 上野の国立科学博物館(科博)で開催されている『ミイラと古代エジプト展』に行って来た。
 どうも、ミイラというと日本人は殺到すると思われているらしく、入場時間は指定制。あらかじめとった時間帯の一時間のうちに入場しなければならない。入ってしまえば何時間いてもかまわないのだけれど。
 平日だからすいているだろうと思っていたのだけれど、上野駅を降りてみたら、駅前は結構な人波だった。すっかり忘れていたけれど、修学旅行シーズンでもあったのだ。科博の中も、それらしいグループがいくつも見学していた。
 『ミイラと古代エジプト展』だが、タイトルからするとミイラがずらずらありそうだけれど、売りはミイラを傷つけることなく科学的に調査した結果の3D映像のようだ。入場すると、初めにこの20分ほどの映像を見せられる。席の数からすると、今日は、想定されている人数の半分くらいの入りだった様子。ミイラより古代エジプトでの死後についてや神についての考え方が知りたい人には興味深い展示だったけれど、ミイラを見るつもりで行った人には、ちょっと物足りないかも。
 この展示は特別展だったので、常設展とは別料金(特別展の入場料に常設展の分は含まれている) だったのだけれど、どちらかというと常設展料金で観られる『化け物の文化誌』のほうが見応えがあったような気がする。
 これも常設展扱いの『日本の科学者技術者シリーズ 南方熊楠展』のほうは、狭い会場に展示のボリュームがありすぎて、途中で挫折した。
 常設展のみの入館料はおとな500円。小・中・高校生は無料である。これで、常設展に加えて『化け物の文化誌』+『日本の科学者技術者シリーズ 南方熊楠展』までみれば、いちにちたっぷり楽しめることだろう。ちなみに、
 『化け物の文化誌』は11/12まで、『日本の科学者技術者シリーズ 南方熊楠展』は11/26まで。
 

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2006年11月 1日 (水)

『天より授かりしもの』

(作:アン・マキャフリー  訳:赤尾秀子  刊:東京創元社)
 ミーアンは逃げ出した。これまで持っていたすべてから。王女という身分から。でも、捨て去ったものなしでは生きていくことさえできないことに気づき、途方に暮れているところに、背中に鞭の傷をもった少年、ウィスプが現れる。有能なウィスプは、ミーアンが生きていくことを助け、二人は森の中の小さな小屋で、平和に暮らし始めたが……
 ミーアンが宮廷を逃げ出した理由はいくつもあるけれど、その中で一番大きなものは、彼女の生まれながらの才能を活かすことが許されないからだった。植物を育てる力を思う存分ふるって、森の中で幸せに暮らすミーアン。生活技術も礼儀も身につけている不思議なウィスプの正体は?
 ミーアンの本当の身分を知ったとき、ウィスプの態度が豹変するというのは、あらすじに書かれているので読む前からわかっていたのですが、それでもどきどきしました。孫娘のために書かれたお話だそうですが、異国の多くの女性を癒してくれそうです。

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