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2006年8月11日 (金)

『天山の巫女ソニン 1 黄金の燕』

 生まれてまもなく巫女の素質があるとして、巫女の山天山に連れて行かれたソニンだが、12になったとき、素質はないとみなされ、親元に帰されることになる。普通の少女として生きることになるかと思われたが、末の王子の侍女としてお城に召されることに。陰謀に巻き込まれたソニンは、王子たちを救うために二度と行くことはないと思っていた天山に向かうが……
 生まれてすぐに見いだされるほど強い力を予見されながら返されるというのは、家族に複雑な心境をもたらしたはず。でも、ソニンの家族は受け入れ、ソニンは性格の良さも幸いして新しい世界に受け入れられていく。いずれは本当は持っている能力を使いこなすこと覚え、広い世界に旅立っていくのだろうな。
 性格の良さと人を超えた力があれば、向かうところ敵なし! でも、危機に直面するたびにだれかが助けてくれる、だけでは、「普通の女の子」の共感は得にくいかも。助けてくれるだれかに巡り会えるというのが、主人公の一番の条件かもしれない……
(『天山の巫女ソニン 1 黄金の燕』  作:菅野雪虫  刊:講談社)

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