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2006年8月16日 (水)

『時をかける少女』

 一部で大人気のこの映画。見に行ったシネコンでもリピーター割引が設定されていた。
 作品そのものは悪くはないと思うのだけれど……
 どこの母親が、これから自転車で学校に行く高校生に、帰り道に届けろと言って桃を持たせる! 
 と思った瞬間、がっかりして話に入り込めなくなってしまった。
 ああ、これは、自分で桃を買ったことのない男の人の、仮想作品なんだなって。
 せめてあれが、桃じゃなくてグレープフルーツだったら、「おいおい、前かごにグレープフルーツ入れて、そんなにとばすなよ」と、粗忽な主人公に突っ込み入れるくらいですんだのにな。
 それとも、おかあさんのいつまでも結婚しない妹への嫌がらせなのだろうか?
 一緒に見た夫は、たかが桃のことでとあきれるけれど、作品の世界は丁寧に作り上げてほしいと私は思う。
 タイムリープの設定については、作者の頭の中にあることがこの作品にとっての真実なのだから、多少「?」の部分があっても納得するけれど、桃は桃。レジ袋に5個も6個もくるみもせずに入れて、自転車の前かごに突っ込んで持っていっていいものではないことを知っている人は多いのだ。映画は夢なのだから、夢から覚めずにいるためには、現実に立ち返ってしまうシーンはほしくない。
 と、思いながらも、テレビで放映したら、また、見ると思うけど……

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